本を読むのが苦手なら、本を目で追う以外の方法もある
どうも。聞いて憶(おぼ)えるのが苦手なギャクバリです。
今まで「本を読む」ことについて書いて来ましたが、
「本を読むと頭痛がする」とか、「どこを読んでいるのか分からなくなって、同じ行を繰り返し読んでしまう」等という場合には、
無理に本を目で読もうとしなくてもいいという話をします。
(1)文字を目で追うのが苦手なら、無理に読もうとする必要はない
人にはそれぞれ向き・不向きや、得意・苦手があります。
私の場合は、聞いて憶える方が苦手で、見て憶える方が得意です。
なので、居酒屋やレストランで、色々な注文を耳で聞くだけで憶えられる店員さん達は凄いなと、いつも思っています。
一方で、(立体でなく平面的なものを)見て憶えるのは割と得意なので、そのおかげで本を読みやすいというところはあると思います。
ですが、私とは逆で、「聞いておぼえるのは得意だけれど、見ておぼえるのは苦手」という方も当然いらっしゃるはずです。
「見て少しの間おぼえておくこと(視覚の短期記憶)」が少し苦手というくらいなら、本を読むのにそこまで問題ないかと思いますが、
極端に見ておぼえておくことが苦手という場合、本の文章を読んだそばから「何の話を書いているんだっけ?」となる可能性があります。
また、文字を読むのが苦手な人は、
気を抜くと、文字を読み飛ばしてしまったり、どの行を読んでいるか分からなくなって、また同じ行を読んでしまったりしてしまうという場合もあります。
これは、眼球をなめらかに動かすことが苦手で、文字を目で追いにくいことが大きな原因の一つであると考えられます(他のことが原因の場合もあります)。
このように、「見ておぼえておくのが苦手な人」や、「眼球をなめらかに動かすことが苦手で、文字を追いにくい人」の場合、
無理に本を読もうとしても、内容がよく頭に入って来なかったり、文字を追うことに必死で何を書いているのかよく分からなかったりすることが起こり得ます。
私は、「本が一番、物事を体系的に知るのに優れている」と思っているので、本を読みやすくなるようなことを今まで紹介してきていますが、
あまりにも文字を読むことが負担という場合は、もっと技術的に読みやすくする工夫や、「読む」以外の方法を探すことも大切だと思います。
そこで、「技術的に読みやすくする工夫とトレーニング」と、「本を読まずに、本の内容を知る」方法について書きます。
(2)本を技術的に読みやすくする方法
①読んでいる部分に指や定規を当てながら読む。目隠しシートを使って読む。線などを引きながら読む
まず、「どこを読んでいるのか見失う」という人の場合は、
読んでいる部分を指で押さえながら読むという方法が考えられます。
もしくは、「読んでいる行」に定規を当てながら読んでもよいです。
もしも、少し手間をかけてもよいということであれば、
目隠しシートを作って、読んでいる文字の部分だけが見えるようにして、他の部分を隠しながら読めば、より見やすくなるでしょう。
上の絵が分かりにくくて申し訳ありませんが、黄緑色の物が「目隠しシート」です。
一行分、くり抜いておくことで、読みたい部分の文字を読むことができます。
シートを左にずらしながら、読んで行くことになります。
もしくは、本を買ってしまって、本に線を引いたり、文字を囲ったりしながら読むというのも一つの手です。
「古本屋で売れなくなる」と思われるかもしれませんが、本の内容さえ頭に入れば、お金の元は取れるので、気にせず汚して行きましょう。
②「大活字本」を読む
また、「文字を視覚的にとらえにくいから本を読みにくい」という場合は、「大活字本」を買ったり借りたりして読むという方法もあります。
「大活字本」というのは、一般的な本よりも、文字が大きい本のことです。
文字が小さいと、余計に文字を見失いがちになるので、
もし読みたい本の「大活字本」があるのなら、大活字本の方で読むのもよいと思います。
③ビジョントレーニングを行う(3分のyoutube動画を見ながら)
最初に書いた通り、「読み飛ばしが多く、文字を目で上手く追いにくい」というのは、目の眼球運動の問題です。(眼球運動が上手く行っているなら、気の散りやすさが関係している場合もあります)。
この「眼球運動」は、ビジョントレーニングで改善することができます。
youtubeに3分35秒でビジョントレーニングが行える動画があるようなので、苦手な方は、カップラーメンを待っている間にでも試してみてください。
(3)本を目で追わずに、本の内容を知る方法
①オーディオブックを活用する
「見ること・読むことが苦手」ということであれば、無理に読もうとするよりも、違う手段を用いた方がよいこともあります。
歳を重ねれば重ねる程、苦手な能力をどうにかしようとするよりも、得意な能力を有効に使った方が、楽に問題を解決できると考えられています。
そこで、本の文章を読み上げてくれる「オーディオブック」という有料サービスを使えば、「聞くこと・聞いて憶えることが得意」という強みを活かして、色々な知識を吸収することができるでしょう。
ただ、ざっと調べたところ、月額定額サービスだったり、買い取りでお金がかかったりするようなので、利用される場合は、ご自身に合ったものを探されてみてください。
②本の内容を解説したものを、youtube等の動画で見て、理解を深める
これは、「文字を読むのが苦手」な人だけでなく、「言葉を扱うことが苦手」な人にも当てはまるかと思いますが、
文字だけでなく、画像や映像を使いながら、話して説明してくれる「動画」を探すのもよいです。
代表的な動画投稿サイトが「youtube」ですが、「ニコニコ動画」というサイトもあります。
ただ、また今度このブログにも書こうと考えているのですが、
youtube動画やブログは、私もブログを書いているからよく分かるのですが、
「この順番で投稿すれば、人々に、内容を理解してもらいやすい」という順番のことはまず考えていません。
動画投稿もブログ投稿も「日々、続けること」を至上命題としていているため、
「取り扱っている分野全体について説明するためには、どの部分を、どのくらいの量、どういう順番で投稿して説明していくか」ということを考えにくいのです。
しかし、本は1冊の中で完結しているため、例えば、「マクロ経済」について説明している本なら「ここは押さえておくべき」というポイントを網羅しています。
そのため、「動画を使って何かの分野について学ぼう」という場合でも、
本をガイド(道標)として持っておいて、その本の目次の内容を、動画で探して視聴するという風にすればよいと思います。
そうすれば、抜け漏れなく、その分野の内容について学びやすいでしょう。
以上になります。
次回は、ブロガーバトンを回していただいたので、ブロガーバトンを書きます。
その次は、今回も少し取り上げましたが、「ある分野について、体系的に学ぶためには、動画やブログよりも、本の方がよい」ということについて書きます。