書きつくし!

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言語を6か月で学ぶ方法をTEDのプレゼンから学ぶ

「外国語をできれば身につけたいけど難しそう」と感じていらっしゃる方は私を含めて多いのではないかと思います。

 

そのような中、Youtubeにある「TEDx Talks」という、様々な人々が英語でスピーチを行っているチャンネルで、

6か月で言語を学ぶ方法How to learn any language in six months)| Chris Lonsdale」という動画が、

言語を学ぶのってそんなに難しく考えてなくてもいいのかもしれない」と思わせてくれたので、今回はその内容の一部である「7つの行動(action)」を簡単に紹介します。

 

「7つの行動」の中に「5つの原則」も含まれているようだったので、「5つの原則」は割愛します。詳しくは、元の動画をご覧ください。

(1)言語を6か月で学ぶための7つの方法

行動①は、「たくさん聴く(=Listen a lot)」ことです。

分からなくて良いので、学ぼうとしている言語のリズムや繰り返されるパターンを聞くことが大事です。

「脳を言語漬け(=brain soaking)」にします。

 

行動②は、「(単語より先に)意味を知ることに集中する(=Focus on getting the meaning first (before the words)」ことです。

ボディランゲージ(=身ぶり手ぶりやジェスチャー)などによって意味を知ることができます。

 

行動③は、「混ぜはじめる!(=Start mixing!)」ことです。

「10の動詞」×「10の名詞」×「10の形容詞」=「1000個の文章」を作ることができます。

赤ちゃんは「わたし(me)、おふろ(bath)、いま(now)」で、会話できます。

完璧でなくてよいので、「混ぜて作って楽しもう」ということでした。

 

行動④は、「核心に集中する(=Focus on the core)」ことです。

どの言語にも、たびたび使われる内容(=content)があります。

英語なら、1000語で日常会話の85%をカバーでき、

3000語で日常会話の98%をカバーできるのだそうです。

「3000語で英語を話せる」ということになり、残りは飾りだということでした。

 

そのため、新しい言語を学び始めるときは、1週目から4週目までで以下の言葉をおぼえるとよいです。

1週目には、まず「道具箱」となる、新しい言語を学ぶときに言う言葉をおぼえます。

「これ何ですか?」(=What is this?)

「どうやって言うんですか?」(=How do you say?)

「分からないです…」(=I don't understand…)

「もう一度お願いします」(=repeat that please)

「それは、どういう意味なのでしょうか?」(=What does that mean?)

このような言葉を、学ぶ言語で言えるようにして、役立つ道具として使うとよいということでした。

 

2-3週目には、「発音や、よく使われる動詞、形容詞(、名詞)」を学びます。

私(=me)

これ(=this)

あなた(=you)

あれ(=that)

与える(=give)

熱い・暑い(=hot)

といった言葉です。

簡単な言葉を使って、赤ちゃんのように会話してみます。

 

4週目に、「のりづけする言葉」を学びます。

けど(=But)

それで(=And)

~なのに(=Even though~)

だから(=therefore)

これらの言葉によって文章をつなげることで、より複雑なことを表現できるようになります。

 

行動⑤は、「学びたい言語の両親となる人を得る(=Get a language parent)」ことです。

言語を学ぶためには、子どものように安全な環境下で会話する必要があります。

そのために「言語を学ぶための両親」の条件として必要なのは、

「①学習者が話していることを理解しようと努めてくれる」

「②間違いを正そうとしない」

「③学習者が話したことをどう理解したかフィードバックしてくれる」

「④学習者が分かる言葉を使ってくれる」

ことです。

 

行動⑥は、「顔の動きを真似するCopy the face)」ことです。

ネイティブスピーカーの顔の動きを観察して真似することが大切です。

 

行動⑦は、「イメージ(心象)と直接結びつけておぼえる(="Direct connect" to mental images)」ことです。

「火→fire」と言葉同士を対応させておぼえるのではなく、自分の中にある「fire(火)」のイメージ、例えば、煙の臭い、音、炎の見た目と結びつけることでおぼえやすくなるということです。

 

Chris Lonsdaleさんによると「どれか1つでも実践すれば、言語が改善されていく」ということでした。

(2)英語はもう話せるのかも?

この話を聴いて私が一番に思ったのは、

「もう英語を話そうと思えば結構話せるのではないか?」ということでした。

 

既に知っている簡単な英単語はあるので、「正確さ」さえ気にしなければ、

「私は英語を勉強しています」で「I study English.」と言えるわけです。

「I English study.(私、英語、勉強する)」でも伝わらなくはないような気がします。

 

ここで、「ただのstudyなのか?それともstudy inとかにする必要があるのか?」とか、

「ずっと勉強してきたということなら、I have been studing English.(私は英語の勉強をしてきて、これからも続けるつもりです。※現在完了進行形)の方がいいのだろうか?」等と考え始めると、一言も言葉が出なくなってしまいます。

 

もう何でもいいので、とりあえず話したり書いたりしてみて、徐々に修正していけばいいのではないかと、動画を見て気づくことができました。

 

また、「10個の名詞と、10個の動詞と、10個の形容詞さえ知っていれば、かけ合わせて1000個の文が作れるよね」という話にも目から鱗が落ちました。

1000個のことを話せれば、かなりのことを伝えることができそうです。

 

何だか難しく考えすぎていたなということと、実際に使うことが上達の鍵だなということを学ぶことができました。

 

というわけで、早速、デタラメ3行英語日記を書いてみます。

I study English.(私は英語を勉強しています。)

It's very hard to keep studying English.(英語を勉強し続けることは、とても大変です。)

I want to get a score of 700 on the TOEIC test on 12/19.(私は、12/19にあるTOEICテストで700点を取りたいです。)

 

ちなみに、最初は、こう書こうとしていました。

I study English.(私は英語を勉強しています。)

Keeping studying English is very hard.(英語を勉強し続けることはとても大変です。)

(※最初の必殺二連続ing ing)

I want to get 700 score for TOEIC in 19/12.(私は、12/19にあるTOEICテストで700点を取りたいです。)

(※①700 scoreで、冠詞がaなのかtheなのかsを付けるのか分からなくなる)

(※②「TOEICのために」と訳せそうな気がして、forにしてみる)

(※③日付の前につける前置詞を、とりあえずinにしてみる)

(※④日付を逆にして19/12/2021と書くのはイギリス式、12/19/2021と書くのはアメリカ式なのだそうです)

結局、気になって調べているのはご愛嬌ということで、

英語の話題のときにはこの「デタラメ3行英語日記」を気まぐれに続けてみるかもしれません。