書きつくし!

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CHEMISTRY(ケミストリー)の「THE FIRST TAKE FES(一発撮りフェス)」が最高に良かった

ケミストリー(CHEMISTRY)というデュオの、

「THE FIRST TAKE(=一発撮りのこと)」というyoutubeチャンネルで披露していた2曲が最高に素晴らしくて、無限に聴いていられるので、今回はその話をします。

(1)生きているといいこともある

2021年8月に動画が公開されてから3週間後くらいに気づいたのですが、

「もうちょっと聴いてから紹介しよう」と思っていたらあっという間に11月になっていました。

 

CHEMISTRY(ケミストリー)は冗談抜きで私の一番好きなアーティストで、以前CDを本気で大幅に処分したときも、

ケミストリーのシングルCD3枚とアルバム2枚だけはどうしても捨てられずに手元に置いているくらい好きです。

 

そのちょうど手元に残しているシングルCD3枚の内の2曲、

デビュー曲の「PIECES OF A DREAM」と2枚目の曲「Ponit of No Return」が、「THE FIRST TAKE(=一発撮りのこと)」チャンネルで披露されていました。

www.youtube.com生きていると、こういういいこともあるんですね。

好きなアーティストの好きな曲を最高のパフォーマンスで、

しかもyoutubeですぐにアクセスできる状態で無限に聴ける日が来るなんて思ってもみませんでした。

 

ケミストリーを知ったのは子どもの頃でしたが、初めて歌声を聴いたときは、

「男性でもこんなに声を高く響かせて綺麗に歌うことができる人がいるんだ」と本当に衝撃でした。

 

堂珍さん(画面左)も川畑さん(画面右)もお二人とも、しゃべっているときのように「あ・い・う・え・お」の母音をはっきり綺麗に歌われていて、それが凄く魅力だなと感じます。

 

特に堂珍さんに至っては、綺麗な母音の発音と、無限にあふれ出るようなビブラート(=声を震わせて歌う技法)と、笑みを含んでいるように聞こえる歌い方で、

「失恋の歌なのに、めちゃくちゃ楽しそう!」と当時、個人的にはずっと思っていました。

 

そこをもう片方の川畑さんがシリアスに歌い上げることで明るくなりすぎず、

一方で堂珍さんの歌い方のおかげで歌全体が深刻になりすぎず、絶妙にバランスが取れていたんですね。

ケミストリー(=化学反応)とはよく言ったものです。

 

私は当時から子どもながらに、

「堂珍さんが歌うパートに、情景描写や希望のある歌詞が割り当てられていて、

川畑さんが歌うパートに、辛い気持ちを表した歌詞が割り当てられているな」と

思っていました。

 

ですが、年月を経て、動画では歌の上手さはそのままに、

堂珍さんの本当に楽しそうな無邪気な歌声から、大人な歌い方へと進化していますね。

ケミストリーの失恋等の歌詞にも、さらにしっくり来そうな歌い方になっているように感じられました。

 

当時の湧き出る泉のようなビブラートと歌声も本当に好きでしたが、今の広々とした水面のようなビブラートと歌声も素敵だと思います。

甲乙つけがたいです。

 

川畑さんに関しては、本気で今の歌い方の方が好きかもしれません。

より高音が以前より楽な感じで出ているような印象があり、聴いたときの心地よさが増しているような気がしました。

(2)動画とCD音源で違ってグッとくるポイント

せっかくなので、動画とCD音源で違うように歌っていて、

「動画のこの部分が本当にいいな!」と思ったところを紹介して終わりにします。

 

まず一番は、9:59からの「♪(気がつけ)ば~あぁあ~(う~う~う~う~)」のところのハモリ(=重ねて歌う和音)ですね!

CD音源だけでなく、確かTV等で歌を披露していたときもこのハモリはなかったんじゃないかなと思います。

聴いたときに「ええっ!!」と不意打ちの美しいハモリに仰天して、巻き戻して聴き返したくらいです。

 

続いて、すぐの10:10のサビが終わった後の繋ぎの「うぉお、ぅおーうおおー」のハモリも、CD音源には無くて、他の音源ではあったりなかったりのハモリなんですが、

ここのハモリがあると必死さが増してめちゃくちゃ格好よくなるので今回の動画ではあって嬉しかったです。

これは全体を通して聴くとさらに良く感じる部分ですね。

 

そして、最後の12:10からの歌が終わった後の、余韻で、堂珍さん川畑さんのお二人のかけ合いのように歌う部分もCD音源にはないのですが、

ここのかけ合いの部分が、段々とファーストアルバムの最後に収録されている歌(Motherland)にある最後のかけ合いに寄って行く感じになるのもグッときました。

 

動画で歌われている2曲もファーストアルバムに収録されている曲なので、

本当にアルバムを聴き終わったような満足感があります。

歌のポイントはちょっと書き切れないので、聴いた人の数だけあるということで、私からは3つだけ挙げておきます。

 

視覚的なパフォーマンスに関しては、最初の歌で「ポケット」が重要なキーワードとして歌詞に出て来るので、

「それで堂珍さんはポケットに手を入れたり出したりしているのかあ」と後から気づいたり、

カメラが吸い込まれるように、お二人の顔スレスレまで寄って行っているのが面白かったのと(どのくらいまで近寄れるか限界までチャレンジしていた感)、

最後のお二人のトークのおかげで、「いつもファーストテイクの舞台がどうなっているのか地味に気になっていたけれど、やっぱり真っ白な空間だったのか」と気づいたりしました。

 

ということで、最後になりますが、ケミストリーのお二人、楽器演奏されていたお三方、ファーストテイク関係者の皆様、素晴らしい歌を届けてくださって本当にありがとうございました。