履歴書を書くときは「出来る」?それとも「できる」?公文書での書き方を一部紹介
どうも。今まで「出来る」か「できる」かの言葉の選択を、公文書の書き方からすると間違っていたギャクバリです。
普段の文章なら「出来る」でも「できる」でもどちらでも良いと思うのですが、ふと
「そう決まっているなら、文書を扱うようなお堅い職場に履歴書を出すときに、“正しい”方で書かないと、人によっては“誤字”のように受け取るんじゃないか」
と思ったので書いておきます。
気休め程度かもしれませんが、履歴書で使いがちな言葉を正式な形で使うことで、
書類選考の通過率を1%でも上げる参考になれば幸いです。
4つあります。
- (1)「できる」を「可能」の意味で使うとき
- (2)「~したときに」を「場合」のような意味で使うとき
- (3)改行するときは、最初に1文字分のスペース(空白)を開ける
- (4)「取り組めます」?「取り組むことができます」?
(1)「できる」を「可能」の意味で使うとき
結論から言うと、「可能である」の意味で「できる」を使うときは、
平仮名で「できる」と書くのが正式なんだそうです。
ですが、「出来上がり」や「上出来だ」のように、
「完成形」の意味で用いるときは「出来」と漢字にするそうです。
私はずっと「食べることが出来ます」のように、「可能」の意味合いでも漢字で書いていました。
むしろ、「漢字が正式」くらいの気持ちだったのですが、違ったんですね。
(2)「~したときに」を「場合」のような意味で使うとき
次に、「~した場合」のような意味で「~したときに、~した」とか、「~するときに、~した」と書くときは、
平仮名で「~したときに」「~するときに」なんだそうです。
私の過去のブログを見てもらってもお分かりいただける通り、ほぼ全部
「~する時に」と書いていました。
ただ私なりの理由がありまして、いつも文章を書くときに
「平仮名と漢字が続きすぎることがないように書いて、文章を読みやすくしよう」
と思っていたからというのはあります。
例えばですが、
「あさ おきた ときに かおを あらって はを みがいた」
と書きたかったとします。
一般的には、
「朝起きたときに、顔を洗って歯を磨いた。」で良いと思います。
しかし、私の感覚としては、「きたときに」の部分が平仮名が続きすぎで、
逆に「朝起きた」の部分が漢字が続きすぎで「人によっては読み辛いんじゃないか」と気になるんですよね。
結果として、
「朝、起きた時に、顔を洗って歯を磨いた」という文章にすることが多かったです。
下手をすると「顔を洗って、歯を磨いた」とするときもあります。
句読点を打ちすぎていて間違っているのは重々承知なのですが、
「読みやすい方が良くない?」と思ってしまいます。
上に書いた「するときもあります」も平仮名が多すぎて落ち着かない!
人が書いた文章なら全く気になりませんが(そもそも文法的に正しい)、自分が書いた文章としては気になります。
話が逸れましたが、次に進みます。
(3)改行するときは、最初に1文字分のスペース(空白)を開ける
履歴書を手書きで書くときは自然と
「改行したとき(次の行に行くとき)に、1文字分の余白を空ける」ことを注意することが多いかもしれません。
しかし、履歴書をパソコンなどで書くときは注意が必要です。
今は、メールでもブログでも「改行しても1文字分の余白を空けない」習慣のようなものがあるように思います。
ですが、履歴書を作成するときは、改行したときに1文字分のスペースを空けても良いかもしれませんね。
(4)「取り組めます」?「取り組むことができます」?
これに関しては「『取り組めます』でも良いかもしれない」と言われました。
ですが、丁寧に「取り組むことができます」と書いておくに越したことはないでしょう。
以上になります。文章が気になりだすと今度は書けなくなってくるので、
思う通りに書いた後に文章のプロに添削してもらってから履歴書を提出するのが一番なのではないかと思いました。
もしくは、思うように書いてしまってから、細かい文章チェックをするかですね。
ちなみに、今回の話は、あくまでも履歴書のような正式な文書を書くときの話であって、
普段、私が他の人の文章を読むときに、そういう文章の些末なことが気になるというわけではないことは断っておきたいと思います。
むしろ、そのような表記揺れの部分がないと、その人のリズムや人となりを印象づける手がかりがなくなってしまうくらいに考えています。
なので、文章を発信している方は、今まで通りの文章を書いていただけると幸いです。