肉じゃがは、カレーと同じ材料なのにカレーより簡単にできて料理した感じになる。肉の位置を上にするだけで肉が美味しく出来上がった(料理第8弾)
どうも。ブログ禁から復活したギャクバリです。仕上げないといけない書類がなかなか出来上がらず、ブログ巡回だけしていましたがようやく仕上がりました。
今回は、使っている材料はカレーライスとほとんど同じなのに、実はカレーライスよりも簡単にできる上に、「料理作りました」感を出せる気がする「肉じゃが」を作ります。
「カレーライスよりも簡単にできる」と言っても、私が勘で作ると失敗する未来が見えるので、
今回は『ビギナーさんいらっしゃい! ゆる自炊BOOK 料理って意外に簡単らしい』という神料理本より「ほったらかしでいつのま煮 いつでもおふくろになれる肉じゃが」を作ります。
(1)「いつでもおふくろになれる肉じゃが」を作ろう
まずは、同本より材料を確認します。
①材料(2食分)
・玉ねぎ…1/2個(縦に幅5mm)
・じゃがいも…3個(皮つきのまま6等分)
・豚こま切れ肉…150g(しょうゆ、砂糖各小さじ1をからめる)
・煮汁(砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ2、水1/3カップを混ぜる)
この本では、人参を使っていないので、カレーライスより材料も少ないみたいです。
それでは、材料を準備し終わったところで、早速作りましょう。
②玉ねぎを切る
玉ねぎの切り方は、幅5mmとなっていますが、もうちょっと分厚くしてカレーを作ったときと同じくらいの厚さにしました。
カレーを作ったときの画像を再掲します。
③じゃがいもを切る
じゃがいもは皮つきで6等分ということだったのですが、皮つきに抵抗感があったので皮は全部ピーラーで剥いてしまいました。
そして、6等分にしてはみたのですが、下の写真をご覧ください。
小さく切らないと火が通らないのではないかという恐怖に駆られ、結局さらに半分に切って12等分にしてしまいました。
それでも、カレーを作ったときは、ここからさらに24等分にしたので、今回はまだ我慢した方ですね。
④豚肉を切る(細長い豚肉を買って来ていたため)
よく覚えていないのですが、豚こま切れ肉ではなく、細長い豚肉が冷蔵庫の中に入っていたので、豚肉を切りました。
いつもだったら、どれだけ長くても肉は切らないのですが、今日は特別です(包丁を煮沸消毒しないといけないという意識があるので、包丁で切りたくないため)。
⑤豚肉に味付けをする(しょうゆ小さじ1、砂糖小さじ1を肉にからめる)
この「肉に先に味付けをする」という考え方は、料理を作らない人からすると
「えっ、そうなの?」と驚くポイントの1つだと思うのですが、
こういうところで、最終的な出来上がりが美味しくなるかどうかが決まってくるのでしょうね。
私も、「肉に下味をつけるって何をどのくらい使えばいいの?」とずっと思っていたのですが、
今回参考にしている「ゆる自炊BOOK」は、「そんな初心者の考えはお見通し」とばかりに下味の付け方まで書いてくれているのでとても有難いです。
ただ、「しょうゆと砂糖を肉に直接ぶっかける」のか、「しょうゆと砂糖を混ぜ合せた後に、肉にかける」のかがはっきりしなかったので、
しょうゆと砂糖を別々に肉の上にばらまいてしましました。
いえ、しょうゆをかけた後に「しまった」とは思ったのですが、後の祭りだったので、砂糖も追加で肉の上にかけたというのが正直なところです。
それとも、この方法で合っていたんでしょうか。
下の写真のようになりました。
ついでに、煮汁(砂糖大さじ2、しょうゆ大さじ2、水1/3カップを混ぜる)も作っています。
水が1/3カップというのが中途半端だなとは思ったのですが、
一応200を3で割ったら四捨五入して67mlくらいなので、目盛りのある65mlを水の分量としました。
⑥玉ねぎとじゃがいもを広げて入れ、煮汁を注いで、煮立つまで中火で煮る
この時点で「油を敷いて先に炒めなくて大丈夫?」という不安に駆られていますが、
『ゆる自炊BOOK』を信じて、大人しく玉ねぎとじゃがいもだけを入れます。
そして、煮汁を注いで、中火にかけます。
煮立つというのは、下の写真の丸で囲んでいる部分のように、泡だったときのことだと思います(煮えて沸騰することを「煮立つ」と言うそうです)。
⑦豚肉を乗せて、ふたをして、弱火で12~13分煮る
ここで、私にとっては驚愕の写真と説明が書かれていました。
豚肉を生のまま、この玉ねぎとじゃがいもの上に乗せる!?絶対に火が通りっこない!!
しかし、本の写真にはしっかりと生肉が上に乗っていますし、
注意書きにも「火が通りにくい順に重ねる」と書いてあります。柔らかいタンパク質(つまり肉)を上に配置するようにとのことでした。
しかも、肉を上に配置することで、うまみもいきわたるとまで書かれています。
ここまで書かれているなら、従うしかないでしょう。肉は生のまま上に置きます。
この肉に火が通るのか半信半疑だったのですが、12分経過後の写真です。
に、肉に火が通っている…!びっくりですね。
その後に、「火を止めて、上下を返す」と書かれているのですが、
この「上下を返す」というのがよく分かりませんでした。
とりあえず、底からかき混ぜることで「上下を返した」扱いにしています。
⑧火を止めて上下を返した後、ふたをして10分蒸らす
ふたをして10分間、放置しておいてねということのようです。
これで、味がしみ込んでいくんだそうです。へえ~。
⑨完成!
(2)「いつでもおふくろになれる肉じゃが」を食べよう
食べてみたら、私が作った物とは思えないくらい肉が美味しくて驚きました。
今まで、肉の扱いを根本的に間違っていたんだなと気づいた次第です。
「肉は火を通さないといけないから最初に焼く」とばかり思っていたのですが、
肉はタンパク質で柔らかいので火を通す順番としては後の方が良いんですね。
通りで、今までカレーを作ってもシチューを作っても、肉が硬く不味くなっていたわけです。
また、他の玉ねぎやじゃがいもも味が染みていて美味しく感じました。
ただ、肉じゃがにしては、じゃがいもが喉に詰まるというのか、全体的に水分が足りないような気がしました。
『ゆる自炊BOOK』の出来上がりの写真と比べても、水分量が違うように見えます。
いつもと同じように、水分が想定されているより飛んでいるのかもしれません。
私の調理環境では、もう少し煮汁の水分量を増やすといいかもしれないと思いました。
それでも、肉が美味しくできたのは本当に嬉しかったです。肉じゃがはまた個人的に作ってみたいですね。
以上、『ゆる自炊BOOK』を見ていたら、作りたい料理が増えたギャクバリがお送りしました。
次回は、メモ的な意味合いも兼ねて「“出来る”と“できる”は、公文書ではどちらが正しいのか」という話を書いておきます。
参考・引用:姜明子 2016 ORANGE PAGE BOOKS ビギナーさんいらっしゃい!ゆる自炊BOOK 料理って意外に簡単らしい p.034-035 (株)オレンジページ