カレー会社が理想としている具の量は実際にはどのくらい?ピッタリ量ってパッケージ通りに作った結果(料理第6弾)
第6弾にしてようやく包丁を使う料理を作ることにしました。
と言っても、カレー(ライスなし)なんですけどね。
今回は、ずっと気になっていた「カレーをパッケージに忠実に作る」ということに挑戦してみます。ただ、鍋の焦げが取れていないので、ご飯はナシでお送りします。
(1)カレーをパッケージにある「おいしい作り方」の通りに作ろう
問題意識:カレーライスの理想形、基本形を一度は押さえておきたい
突然ですが、皆さんはカレーライスを作る時にどうやって作っていますか?
厳密にパッケージ通りに作る事って意外と少ないのではないでしょうか。
かくいう私も、カレーライスのために具材を買って来た時は、
「余らせても仕方ないから、次に料理を作るのはいつか分からないし全部の食材を切って入れてしまおう」とか、
「玉ねぎは好きだから作り方には半分でいいと書いてあるけど、丸々1個入れてしまおう」という調子で
今まで何回かカレーライスを作って来ました。
そのせいか、カレーライスのルーの状態がいつもまちまちで、そこそこドロドロに出来上がる良い時もあれば、しばらく水分を飛ばさないと水っぽい仕上がりになる時もありました。
中に入っている具の量が違えば、水の量が同じでもカレーライスのルーの状態が変わるのも当然といえば当然です。
そもそも、「具が水に浸ってしまうくらい」に水の量を適当に調節していた気がします。
しかし、料理企画のコンセプトである「美味しく作れるようになる」を重視した時、
一番美味しい作り方を知っているのは誰かと言うと、カレーライスのルーを開発している製品の会社かなと思うわけです。
つまり、パッケージ通りに作るのが、美味しくカレーライスを作る近道なのではないかと考えました。
そこで、今回は、重さを量る計りまで購入して、野菜の重さをキッチリ量って作ります。2.5皿分(ルウ1/4箱)で「とろけるカレー」を作ります。
<作り方:下の画像を参照>
①玉ねぎを切る(150g)
ここまで包丁を使わずに来たので、「この人包丁使えないの?」疑惑が上がって来ていた頃かと思いますが、一応使えます。
なので、玉ねぎから切って行きましょう。
料理が出来る人からすると、当たり前のこととしてスルーされがちですが、
「切り方が分からない」というのは「あるあるエピソード」だと思います。
そのため、たまたま玉ねぎの切り方は知っていたので、上の画像にまとめておきます。
写真では、私が右手に包丁、左手にスマホを持って撮影しているので、私の左手は映っていませんが、
皆様はしっかり左手で食材を押さえてから切ってくださいね。
切りやすくするポイントは、野菜を押さえている左手を包丁で切ってしまいそうになる前のタイミングで、画像の④にあるように玉ねぎを右側に倒してしまうことです。
他にも切り方は色々あるかもしれませんが、参考になれば幸いです。
②人参を切る(50g)
次に人参を下の画像のように切ります。
人参については、玉ねぎよりも切り方に自信がないのですが、
一つ言えるのは、小さく薄く切った方が、後々火が通りやすくなるので調理しやすいということですね。
調理する際の時間短縮にもなります。
③ジャガイモを切る(75g)
最後に、ジャガイモを次のように切りました。
ジャガイモをどのくらいの厚さに切るかは悩みどころですが、
人参と同じく、分厚すぎると火が通りにくくて面倒なことになるので、とりあえず1~2cm角くらいに切ります。
注意点としては、画像の左から3番目のように、縦横に十字架のように切るだけでなく、
そのジャガイモの厚さを半分にするために、一番右の画像のように、十字架に切ったジャガイモを立ててからさらに半分に切るということです。
縦横に切るだけで十分かもしれませんけどね。
④それぞれの野菜と肉の重さを量る
そして、重さを全部量ります!
分量は、2.5皿分(パッケージにある5皿分のちょうど半分)です。
何故かと言うと、フライパンの底が浅いので、5皿分が入りきりそうになかったからです。
結構少ない!これで2.5皿分!?
今まで具材を投入しすぎていたのかもしれません。
フライパンに、どのくらいの量になるのか入れてみました。
肉は、指定がなかったので、牛肉を100gとちょっと入れています。
⑤油を敷いて、肉→その他の順で焼く
フライパンを空っぽにしてからフライパンを熱し、肉から焼きます。
ただ、肉を「切らなくてもいいか」と思い、
その上、肉同士がくっ付いたままドバッと入れたので、
肉を引き離しているうちにドンドン時間が経って、焼き過ぎた感じになりました。
その後に、野菜を投入しています。
肉と野菜を炒めている時点では完全に火が通っていなくても大丈夫です。
どうせ後から水を投入して、嫌と言うほど火を通すことになるからです。
しかし、炒めている段階でも肉に火が通っていないと心配になって焼き過ぎてしまうんですよね。
上の写真くらいの具材と水の量が、カレー会社が想定している量なんですね。
具材がぎりぎり水に浸っているくらい、いわゆる「ひたひた」の状態に近いように見えます。
⑥フライパンのふたを少し空けた状態で閉める。20分待つことになってはいるが…。
続いて、フライパンのふたをしますが、少し空けた状態にします。
ただ、前にカレーライスを作った経験上、すぐに水が少なくなってしまうイメージがあったので、なるべく弱火で煮るように気をつけました。
しかし、8分ほどで「ジュー!」という音がしたので見てみたところ…。
えええええ!!嘘でしょ!
まだ10分も経っていないのに、水がなくなってる!?
ここから「肉じゃが」が作れそうなくらい水分が蒸発してしまっています。
(2022/1/16追記)
中火と勘違いして強火で作っています。その影響が非常に大きいと思われます。
どうするか悩みましたが、仕方ないので、全く同じ水の量(350ml)を追加して、
沸騰してしばらくしたら火を止めることにしました。
⑦ルーを追加した後、弱火で5分間煮る
ルーを追加し、お玉でかき混ぜながら、弱火で5分間煮ました。
⑧完成!
途中、ハプニングがありつつも何とか完成しました。
(2)カレー(ライスなし)を食べよう
味は、野菜は問題なく美味しかったです。
特に、ジャガイモは小さいですが、柔らかくて美味しく感じました。
焦げもなかったですね。
しかし、肉がやっぱり固いというのか、カレーのルウの味の強さでも隠しきれない何かを感じました。焼き過ぎですね、多分。
それと、1杯目は大丈夫でしたが、2杯目にルウのちょっとした塊が2つくらいありました。十分に溶かしきれていなかったようです。
基本的に、カレーは多少のヘマをしてもルウが全てを覆い隠してくれる料理なので、味はそこそこ美味しかったです。
課題は、肉の焼き加減と、ルウを完全には溶かしきれていないことの2点でした。
(3)次回どうするか
カレーを何回も作っても芸がないので、次回はシチューを作ります。
具材は全く同じで、色が茶色から白になったような料理ですからね。
その際に、
①水が350mlで全部なくなってしまうなら、倍の700mlを投入すれば倍の時間をそのまま煮ることができるのではないか。
②肉をフライパンの中で引き離している間に焼き過ぎてしまったので、最初から引き離した状態でフライパンに投入すればよいのではないか。
以上の2点を、今度はシチューで試したいと思います。
以上になります。思ったのですが、カレーライスさえマスターすれば、
「カレーライス」→「シチュー」→「肉じゃが」のループで料理を作ることも可能になりますね。
今度、誰かから「料理作ってるの?」と聞かれたら、
「作ってますよ!カレーライスとシチューと肉じゃがをローテーションで作ってます!効率的でしょう」と胸を張って言って、
相手の度肝を抜かせてみるのもいいかもしれません。
ということで、次回はシチューを作ります。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
(2022/1/16追記)
水分が足りなくなることについての考察ですが、フライパンで作っているので水分が蒸発しやすいということと、この頃の私が中火と思って強火で調理していることも大きく影響しているものと思われます。
肉が硬いのも同じ理由と思われます。
ご家庭によって火の強さが異なるはずなので、適宜調節しながら野菜が隠れるくらいの水分量を維持(または追加)できると成功しやすいのではと考えています。