料理が下手な原因の1つが判明。ガスコンロの中火と思って、強火にしていた。勘違いしていた理由を解説
今まで、料理を作る中で様々な珍事件を起こしてきました。
「ほぼレシピ通りに作っているはずなのに」何故上手くいかないのだろう、
「やはり料理というのは職人芸に近く、長年の勘と経験がないと作れないものなのか」などと考えていました。
しかし、つい先日、自分が飛んでもない勘違いをしていたのが大きい原因だと気づいたので、今回はその解説をします。
もしかしたら、「レシピ通りに料理を作っているはずなのに上手くいかない」という人の中には、私と同じことをしている人もいるかもしれないので参考になれば幸いです。
(1)思うように料理が作れなかった原因
気づいたときには、目を疑いました。
ずっと、中火だと思っていたツマミの位置が、実際は強火の位置だったんです。
何を言っているのかよく分からないと思うので、下の写真をご覧ください。
上の写真で言うところの、「強(最大)」の位置を、ずっと「中火」の位置だと思っていたということです。
つまり、私の頭の中では、下のイメージ図のようになっていました。
「火を止める」の、ちょうど反対側、180度回した位置が「強」だと思っていたのです!
えええええ!?
私が使っているガスコンロは最大で、直角にしか動かせなかった!?
他のガスコンロも同じような作りなんでしょうか?
しかし、おままごとで遊ぶ幼稚園児でも間違えなさそうな「中火」か「強火」問題。
なぜ勘違いしていたのか、理由を解説させていただきます。
(2)勘違いしていた理由
先程使用した写真。左の黒丸の下に雷マークがついているのが、以下に見えますでしょうか。
この雷マークが、立った位置から見たときに、ちょうど黒丸が3つあるように見えており、
「上から順に、止めるマーク、中火マーク(本当は強火マーク)、強火マーク(ただの雷マーク)」
なんだなと思っていたわけです。
雷マークというか、電気マークですね。
あとはもう、完全に思い込みです。
「時計の9時の針(直角)の間で、ちょこちょこと強火と中火と弱火を調節しないといけないなんてことはまさかないだろう」
という先入観がどうやらあったみたいです。
だから、気づいたときには本当に驚いたわけですが、なぜ私が気づいたのかも次に書いておきます。
(3)勘違いに気づいたきっかけ
今まで「強火にするように」指示されたレシピに遭遇したことがなかったんですね。
「沸騰させる」とかはあったんですが。
それで、ゆで卵を作るときに「強火かあ」と思って、
ガスコンロのツマミをひねろうと思ったら動かなかったので
「えっ!?」と思い、そのとき初めて気づきました。
いやもう本当にお恥ずかしい限りです。
このカラクリに気づけば、今までの私の珍料理の数々も説明がつきます。
カレーやシチューの水分が吹き飛んでいたのも、肉を焼いたら固くなっていたのも、フレンチトーストが焦げたのも、
中火で焼くように書いてあったのに強火で焼いていたからだったんだなあとようやく理由が判明しました。
私はアホか!?
コメント欄で色々とアドバイスくださっていた方々にも本当に申し訳ないです。
こんな理由、本人以外誰にも分かるわけありません。
例えるなら、推理小説で「犯人は誰かなあ」と思いながら読み進めていたら、
犯人が「謎解きをしていた探偵でした!」というオチだったようなものですからね。
「そんなん分かるか!」とちゃぶ台返した後に、徒労感が襲ってくるやつです。
カレーやシチューのパッケージのレシピを考えている方々も、
こんな中火と強火を間違えている購入者のことまで考慮に入れられるはずないですからね。
重ね重ね済みませんでした。
ただ、シチューを作ったときのコメント欄で、
>水が足りなくなるのはフライパンのせいかもと思いました(鍋より底面が広く熱が伝わりやすい&水深が浅く沸騰しやすい?)。
とご指摘くださっていた とうつき様は、このときから「火の通り具合が早すぎる」ことに気づいてらっしゃっていて凄いなと思いました。
他にも、差し水をするとよいと教えて下さったゴミ子様、
料理としては出来上がっていると思うと励まして下さったLSS様、
他にもアドバイス&励ましくださった皆様、誠にありがとうございます。
これからは、火加減を間違えないように作っていきたいと思います。
以上、中火で料理を作ってみたら、ガスコンロから「ボーッ」という音が鳴らず静かだったので、
「中火ってこんなに静かだったんだ」と思ったギャクバリがお送りしました。
ガスコンロを使ってらっしゃる方は、「ボーッ」と火の音が聞こえていたら、
もしかしたらそれは「中火」ではなく「強火」かもしれないので、今一度合っているか確認してみてください。
ゆで卵を作る。白身ぶよんぶよんゆで卵を作った過去とおさらば(料理第16弾)
どうも。以前、ゆで卵を「こんなもんだろう」と適当に作って、白身ぶよんぶよんの「ゆで卵」を作ったことのあるギャクバリです。
ゆで卵を作られるようにならないと先に進めないので、今回はゆで卵を作ります。
2冊の料理本、『ゆる自炊BOOK』と、『料理のきほん練習帳 かんたん!お店の味』のどちらを参考にするか迷ったのですが、
①『ゆる自炊BOOK』の方がゆで上がり時間が少し短い、おたまを使わなくて良い
②「卵の上下左右をかえす」など、細部にわたる説明が書かれているので失敗しにくそう
という2つの理由で、『ゆる自炊BOOK』の方を参照しました。
ですが、『料理のきほん練習帳 かんたん!お店の味』にも同じくらい詳しく書かれているので、気になる方は参考にされてみてください。
(1)ゆで卵を作ろう
①材料:4個分(私は1個だけ作りました)
・卵…4個
・塩…少々(少々というのは、親指と人差し指で摘まんだ量のことです)
②鍋に卵を入れ、水を注いで室温に15分置く。水は、卵がかぶる(水が卵をちょうどすれすれで隠してしまう)くらい。口径18cmの鍋で4カップが目安
卵を冷蔵庫からいきなり取り出して茹ではじめるのではなく、
常温に置いておく必要があるんですね。
『ゆる自炊BOOK』によると、「冷蔵庫から出したてをゆでると割れやすい」んだそうです。
②鍋の水に塩を少々(親指と人差し指で摘まんだ量)入れ、強火に沸騰するまでかける。黄身がかたよらないよう、ときどき、箸で上下左右を返しながらゆでる
塩を入れるのは、「カラにひびが入っても、白身が流出するのを防ぐため」と『ゆる自炊BOOK』に書いていました。味付けのためではないのか…(カラから塩味が染みていくはずがない)。
塩を入れたら、強火で沸騰するまで火にかけます。
そして、箸で上下左右にときどき返します。
卵が古いからなのか、卵を箸で上下左右にしようとしても、必ず同じ向きに戻っていましたが、何回か繰り返しました。
③弱めの中火で、とろとろなら3~4分、半熟なら5分、普通なら8分、堅めなら12分ゆでる。卵の個数が何個でも同じ
ふつふつと泡が出続けるくらいで茹でるそうです。
私は本来は半熟が好きなのですが、卵が古いので、普通と堅めの中間を狙って10分茹でました。
④卵を流水にとる。粗熱が取れたら、水の中でカラをむく
ザルを使いたくなかったので、お湯を流してから、鍋の中に水を入れました。
それから、最初は水の中で卵をむこうとしたのですが、
卵がつるつる滑って、到底むけそうになかったので、普通に水の中から出してむきました。
⑤完成!
完成です。
カラをむいた後の卵の感触としては、大丈夫そうに思えたのですが、
果たして普通のゆで卵は成功したのでしょうか。
(2)ゆで卵を食べよう
成功しているかどうか確認するために、フォークでゆで卵を半分に割ってみました。
よっし!これはどこからどう見てもゆで卵!!
白身ぶよんぶよんゆで卵を作る人から脱却して、普通のゆで卵を作る人へとなりました。
味も問題なかったです。
ゆで卵っていいですよね。
「卵を買ったものの、目当ての料理を作った後に1~2個残ってしまった。
賞味期限が切れたから確実に火を通したい」
というときに、他に材料がなくても確実に作れるものだからですね。
以上、ゆで卵の作り方を今更知ったギャクバリがお送りしました。
次回は、ちょっと調理について、幼稚園児以下の勘違いをしていたことに気づいたので、その話を書きます。
調理の根幹に関わる重大な部分をミスっていて、「そりゃ上手くいかんわ」と思った話です。