あんなに面白そうに思えた本を、読まずに放置してしまう理由とその対策
どうも。本に関しては、一気に書くのではなく、小出しで書いて行くことにしたギャクバリです。なるべく、読みやすくなるように心がけたいところです。
今回は、「読みたい!」と思って買ったり借りたりしたはずの本を、何故読まずにそのまま放置してしまうのかということについて、画期的な理由を1つ思いついたので書きます。
また、対策に関しては、画期的ではないですが、私が日頃から取り組んでいることについて話します。
(1)あんなに興味を惹かれた本なのに、何故読みはじめられないのか
本屋や図書館に並べられた沢山の本の中から、貴方は面白そうなタイトルの本を1冊選んで手に取ったことと思います。
何千冊、何万冊とある本の中から、たった1冊、貴方が「面白そう」と興味を持って手に取った本です。
ですが、何故か、家に持ち帰った途端、高揚した気分は消え失せ、
「後で読むか」と置いたまま、ついぞや読まないままになってしまったという経験はありませんか?
私も、この現象が不思議だったのですが、恐らく今まであまり言われていないような理由を思いつきました。
つまり、これは「錯覚」のなせる業です。
どういうことかと言うと、下の絵をご覧ください。
一面のコスモス畑やレンゲ畑を見ると「わあっ!」と感動を覚え、
30色や50色のクレヨン、色鉛筆等を見ても心躍るものです。
しかし、これがコスモス畑のコスモス1本、
30色クレヨンのクレヨン1本だけを取り出してみたらいかがでしょうか。
確かに綺麗は綺麗なのですが、同じ種類の物が沢山集まっていたときの高揚感がやや薄れてしまわないでしょうか。
これと同じことが、本にも起きているのではないかと思います。
本屋や図書館で沢山の本に囲まれていたときは、ことさらよく見えていた本が、
家に持ち帰ってしまうと、最初に感じた程の輝きを感じなくなってしまっているということです。
しかしながら、本屋や図書館に置いてあったときは、「錯覚」の分だけ、魅力が上乗せされていたにしろ、
興味を惹かれた本であることは間違いありません。
それでは、どうすれば、面白そうと感じた本を読み続けることができるのでしょうか。
(2)3分の1くらい立ち読みしてから、買ったり借りたりする
答えは簡単ですね。
沢山の本に囲まれたときが、その本が一番良く見えているときなら、
その一番の旬のときを逃す手はありません。
もう「買う」又は「借りる」つもりの本なので、どこで読もうが同じです。
本屋か図書館で、そのまま最低でも3分の1くらいは立ち読みしてしまいましょう。
そして、「絶対この本の続きが読みたい!(それに、足が痺れてきた)」と思った辺りで、読むのを止めて、本を買うなり借りるなりしてください。
このときに、貴方にとって、その本は「有象無象の中の1冊」ではなく、「他の本とは明確に区別された、是非とも読みたい1冊」に変わっているはずです。
この状態まで持って行けば、本屋でなくても続きを読み進められる可能性が、格段に跳ね上がります。
「コスモス畑の中の名もないコスモス」のような本ではなく、「貴方だけの愛着のあるコスモス」のような本になったようなものです。
ただ、中身を読んでみて「この本は読み進められそうにない」と思ったら、買ったり借りたりするのを止めてもよいです。
一番本が良く見えているはずの本屋や図書館で読み進められないなら、家に持ち帰ったら尚更のこと読み進められません。
「期待通りの本ではなかった」もしくは「今はまだ早い本」ということで、時期が来るのを待ちましょう。
勿論、「今は読まない」ことを覚悟の上で、成長した未来の自分に向けて買うのは自由です。
ですが、どんどん読み進められるような本も沢山あるので、まずは「本を読むのは楽しい」という経験を多く積むためにも、読み進められる他の本を探してみるのが私のお薦めです。
以上になります。今回は、読み進められない理由も対策も1つずつしか載せていませんが、これから他の理由と対策についても書いていく予定です。
次回は、家に帰ったら本を読めなくなる他の理由と、もう少しだけ踏み込んだ対策について書きます。