第285回午後TOEIC L&R公開テストにてL&Rテスト2回目を受験した感想
「TOEIC Listening & Reading公開テスト」という英語テストの第285回午後の部を受験してきました。
新形式(L&Rテスト)になってから2回目にして最後の受験という気合いで臨んだ試験となります。
その感想です。
(1)受験環境
前回のTOEICでは一番後ろの列だったのですが、今回は何と一番前列、しかもスピーカーの目の前という今年の運を使い果たしたかのような良い位置でした。
しかも、前回の感想では敢えて書きませんでしたが、
前回は隣の方が机に体重をかけるタイプの方だったようで、隣の方が力を入れたり抜いたりするたびに、隣の方と共有している長机が揺れていました。
ですが、今回は力を入れても揺れない長机で、隣の方も静かな方だったので非常に有難かったです。
前回も自分の実力がそのまま出た結果でしたが、今回も何ら問題なく実力が発揮できる環境だったと思います。
(2)TOEIC受験感想
TOEICは、リスニング(聞き取り)がパート1からパート4までの45分、
リーディング(読解)がパート5からパート7までの1時間15分という二部構成となっています。
①リスニング感想
リスニングから順番に振り返ってみます。
リスニングのパート1の最初の問題(試験のフォーム)は、女性が薪を割ろうとしている写真でした(TOEICは同じ試験回でいくつかのテストが用意されているらしいです)。
個人的には難しく、自信のない問題がいくつかありました。
6問全問正解ではないと思っています。
余談で、前から感じているのですが、パート1は写真を見て状況を読み取る問題なのに、写真が白黒なので映っている物が何なのか判別し辛いです。
今回も、男性が何か積み重ねている物に手を伸ばしている写真があったのですが、その取ろうとしている物が何なのか最後まで不明でした。
謎の物体が(折りたたんだ)段ボール箱なら正解かもしれない選択肢、違うなら別の選択肢という際どい問題があったように思います。
私はどう見ても木の板か何かにしか見えなかったのでその選択肢は選びませんでしたが、実際のところはどうだったのか分からないままです。
(ですが、床には段ボール箱が置かれていたので、上に置いてあった物も小さい段ボール箱だった可能性も否めません)。
消去法で分かるということなのかもしれませんが、パート1だけでもいいのでカラー写真にしてほしいなと思いました(写真から読み取る力を測りたいなら別ですが、英語の力を測りたいなら改善の余地があるのではと感じます)。
もしくは、明確に分かりやすいイラストでも良いです。
パート2は、簡単な問題と難しい問題の両方が用意されている印象でした。
ただ、前回の試験では私の実力的に、最初の疑問詞(What「何」やWhere「どこ」等)付近しか聞き取れない問題が大半だったのですが、
今回は聞かれている内容が選択肢も含めて全て分かり、確信を持って回答できることも結構ありました。
一方で、聞き取れない問題もあり「これは800点台は無理かもしれない」という考えが頭をよぎることもありましたが、「あきらめてはいけない」と気持ちを切り替えました。
最後にパート3とパート4は、普通もしくはやや難しい問題がほとんどで、何題か全く聞き取れない難しい問題があったという印象でした。
今回は、正解しているかどうかは別として、会話やスピーチが読まれている間に全て解答用紙にマークし終えて、
設問が読まれている間に次の問題の設問と選択肢に全て目を通すというペースをほぼ崩さずに守ることができました。
解き方に関しては色々な考え方があると思います。
会話が読まれている途中でマークを塗るより、集中力を全て会話に向けた方がいいという意見も見かけたことがあります(後から一気にマークするという考え方の方が主流かもしれません)。
ただ、個人的には会話が読まれている最中にマークを済ませておくことで、次の設問の長い選択肢も先に頭に入れておくことができたので良かったと感じています。
特筆すべきこととしては、パート3とパート4で、聞き取りづらいと言われていた新人の声の高いイギリス英語を話されている女性が全く出て来なかったことでしょうか。
そのため、『公式問題集8』よりもリスニングに関しては聞き取りやすかったと感じました。
そういう意味でも今回は私にとってはラッキーでした。
②リーディング感想
続いてリーディング(読解)問題の感想です。
パート5(文法問題)は、迷う問題もありましたが、全く歯が立たないと感じる問題は少ないもしくはなかったように思います。普通くらいの難易度でしょうか。
ただ、10分以内で終わらせられるのが望ましいところを15分かけてしまいました。
それと一つ、everyかallを選ぶ問題で複数形なのでallを選ぶという問題があったと思います。
ちょうど『でる1000問』で解いていたところで、『でる1000問』を解いていなかったらその視点で考えるのを忘れていたはずので、直前に解いておいて良かったです。
パート6は、1題目かどこかで手こずったものの、2題目か3題目でスルスルと分かって、かかった時間としてはプラスマイナス0に持って行けたのではないかと思います。
それでも10分はかかりました。
パート7は、12問残して、その分は適当にマークをして終了となりました。
前回は10問残しだったことを考えると、どこかで余分に時間がかかっています。
最後5~10分くらいを残してトリプルパッセージ(3つの文章を読み取って回答する問題)が3題残り、
最後から2番目のトリプルパッセージが文章量が少なくて簡単そうと思い取り組んだもののどこに根拠があるのかよく分からず、そのまま解き続けるか他の問題をするべきか迷ってどっちつかずで時間終了となってしまいました。
腰を据えてどれかに取り組んだ方が良かったかもしれません。
パート7で印象に残っているのは、ウェビナー(Webinar)が確か出ていたことですね。
試験終了後に調べたところ、WebとSeminarをかけ合せたもののことらしいです。
金融関係のウェビナーの話だったかと思います。
(3)点数予想
それでは、点数予想です。
前回(リスニング295点:リーディング320点:合計615点)よりは上と思います。
リスニングで聞き取れて内容が掴めた量が明らかに今回の方が多いからです。
ですが、では目指していた800点台まで行ったかというと疑問が残ります。
「800点台の実力が今の私にあるか」と考えても、ないかなという気がします。
妥当な線としては、700点台ではないでしょうか。
かなり運が良ければ800点台、やらかしていたら600点台といったところでしょう。
「800点を取る」と宣言して取り組んで来ましたが、あと一歩及ばずでした(歩幅が大きすぎますよ)。
ですが、11/6(土)に「12月(今回)の試験で最後にする」と決めてから、限られた時間の中で自分にできることは全てできたかなと思うので悔いはありません。
平日でも5時間の勉強時間を確保する等、かなり無茶もしましたからね。
「本当はあの勉強もしたかった、この勉強もしたかった」ということはあるので「悔いがない」と言い切ってしまうと嘘になりますが、
自分にできる勉強量としてはこれが最大限だったと思うので「仕方がない」と言った方が正確かもしれません。
あとは2週間後に簡易結果が、1か月後に詳細結果が分かるので、どのような結果でも受け入れたいと思います。
(4)TOEICを終えて
以上を持ちまして、今年2021年の8月中旬から唐突に始まり、約4か月間続いた私のTOEICの旅は終了となります。
もうTOEICの勉強はしなくても良かったのですが、急に空き時間ができると「あれっ、TOEICの勉強はしなくていいんだろうか?」と落ち着かなくなって、結局今日も少し勉強してしまいました。
いつの間にか生活の一部になっていたようです。
マラソンでも終わった後に急に立ち止まらずにしばらく歩く方がいいらしいので、TOEICの勉強も1週間くらいはやり残したことを少しだけしようかなと思います。
今後はだいぶTOEICにかまけて後回しになっていたことがあるので(エクセル家計簿も8月を最後にストップしています。通帳でしか家計の動きを把握できていません)、済ませてしまいたいです。
勉強漬けだったので、ほのぼのしたことか、だらけたこともしたいですね。
一方で、TOEICの勉強中は時間がなくて書けなかった「この勉強法は良かったな」とか「こういうことだったのか」と気づいたこと等も書きたいと考えています。
私も皆様のTOEIC学習法や体験記や情報にはとても助けられたので、最後くらいはお返しして終わりたいと思っています。
最後になりますが、温かい言葉をかけてくださったり、応援していただいたり、読んでいただいたりして、本当にありがとうございました。
おかげさまで最後まで諦めずに完走することができました。
結果が出たらまたお知らせします。
それでは、TOEICは2年で証明の効果が切れるらしいので、2年後にまた。