書くのが大得意というわけでも動画が大苦手というわけでもなかったという気づき
私は話すことにコンプレックスのようなものがあります。
その裏返しなのか、
「私は書くのは得意なんだ。書くのは得意なんだ…
(=話せないだけで言葉を操れないわけではないんだ)」
と思い込もうとしていました。
反対に、話すことに苦手意識があるため、
「ブログは書けるけど動画は無理…。絶対無理…」と、
長年、動画撮影は避けていました。
しかし、最近ユーチューブに動画を投稿し始めてから、
「そこまで書くのが得意というわけでも、逆に動画を作るのが苦手というわけでもなかったんだな」と気づいたので、今回はその話をします。
(1)動画を作成するほうが早いことに気づく
私は、1分半前後の長さで楽器演奏した動画を、これまで計10本投稿しました。
それで気づいたのが、
「あれ?ブログを書くよりも、作り始めたばかりの動画のほうが、作成にかかる時間が短くないか?」ということでした。
特に、初めの動画5本は、文字(字幕)も「ぼかし」も追加していなかったので、
簡易楽譜作成(ドレミを書くだけ)と演奏撮影に30分~1時間、
動画の編集(余分な前後をカットするだけ)と、エンコード(動画圧縮)と、動画投稿で1時間と、正味2時間で制作していました。
対して、ブログを2000字前後書くのには、
座って根(こん)詰めて文字を書く作業しかありませんが、
ブログ初期は3時間、今も2~2時間半はかかります。
少なくとも1時間を切ったことは一度もないと断言できます。
―え?私は、(私の中では)文字を書くのが得意だったはずなのでは?
それで、よくよく自分のことを思い返してみると、
文字を書くことだって、スラスラとピッタリ自分の言いたいことを表現できる言葉を思いつくわけではないのです。
3つくらいの単語候補の中から迷ったり、一番悩むのが文末(一文の最後)です。
「何か『です』が続いているから、そろそろ違う文末にするか?」と考えて、
すぐ思いつけばよいですが、他に思いつかないときは、しばしシンキングタイムに入ります。
そこで、「自分が(話せない分)過大な期待を抱いている程、文章を書くのが得意というわけでもなかったんだな」と腑に落ちました。
考えてみれば、スラスラ話せないのに、スラスラ書く言葉が出て来るわけないのは当たり前といえば当たり前です。
勿論、速さやパッと言葉が思い浮かぶこと「だけ」が、得意かどうかの指標となると考えているわけではないので、そこは誤解のないようにお願いしたいのですが、
敢えて「時間」だけに焦点を当てたときに、
映像でのパフォーマンスと比べて、そこまで飛び抜けて得意というわけでもないなと自分を客観視することができました。
世の中には、1000文字くらいを15分で仕上げる方々もいらっしゃるようですからね。
(時間がかかっても素敵な文章を書く方々は沢山いらっしゃって、それも才能の一つだと思うので、あくまで私の文章の話としてお考えください)。
(逆に、とにかく早く書けるという場合は、それは私が言うまでもなく立派な才能だと思います)。
逆に、「動画は自分にはできっこない」と思っていたのですが、
実際に試してみたら、(話さなければ)底抜けにできないというわけではないなと、
相対的に見ることができるようになりました。
(2)色々と手を出すことで自分の力を相対的に見ることができる
今回のことで、自分のことというのは、実際に試してみないと分からないものだなと感じました。
色々と手を出すことで、「これは苦手と思っていたけれど、そうでもなかった」とか、
「これは得意と思っていたけど、そこまででもなかった」ということが見えて来るものなのでしょう。
なので、新しいことにチャレンジするのは、そういう意味でも刺激的で面白いことだなと思いました。
余談ですが、ブログを書いている人は、動画投稿にも応用できる点が多々あるような気がします。
動画のタイトル決めは、ブログのタイトル決めと一緒ですし、
全体的に似通った部分があるので、ゼロから始めるよりは、
ブログを書いている方々のほうが、感覚的に分かるところが多そうです。
以上になります。ちなみに動画作成ですが、最近は字幕とぼかしを入れるのに追加で1時間かかっているので、総合すると計3時間くらいです。
必ずしも字幕を入れることに拘っているわけではないので、必要ないとき(入れない方がいいとき)は省いて行こうと考えています。
それでは、次回は、ゾンビの格好(?)をして『ぼくはぞんびびびん!』というゾンビの歌を弾いた動画を作った話をします。
ブログを見て下さっているかた限定で、オマケもあるかもしれません。