本は欲求のままに読むのが一番である
どうも。ギャクバリです。
今回は、結局のところ、欲求のままに本を読むのが、一番のめり込んで読めるという話を、私の実例つきで書きます。
- (1)自分が興味のあること、自分が直面していることに関係している本が一番熱中して読める
- (2)興味関心のある内容でさえあれば、ちょっとくらい難しい文章でも集中して読める。逆に、義務感で読もうとすると目が滑る
(1)自分が興味のあること、自分が直面していることに関係している本が一番熱中して読める
文字にしてしまうと当然のことのように思えますが、
私が本を熱心に読むのに一番大事だと考えているのは、「自分の欲求のままに読む」ということです。
「自分の欲求のままに読む」というのはつまり、
「自分が興味のあることについての本を、素直に選んで読む」とか、
「自分が直面している問題を解決するためのヒントになりそうな方を片っ端から読む」とか、そういうことです。
分かりやすいように、私の例を挙げます。
上の写真は、右から順番に、
『①論語と算盤(渋沢栄一著)』、『②学問のすすめ(福澤諭吉著)』、『③読みたいことを、書けばいい(田中泰延著)』となっています。
「新一万円札になる人が、どういうことをしたのか知っておいた方がいいかな」という、ちょっと背伸びした、言うなれば「義務感」で買いました。
ついでに、「移動の時間つぶしに読む本を買おう」という動機で、
この本そのものに完全に魅せられたというわけではなく、ろくに中身を確認せずに買ってしまった本でもあります。
結果、肝心の渋沢栄一さんが書いた部分はあまり興味が持てず流し読みになってしまい(じっくり読んだら本当は面白い内容かもしれません)、
現代語に訳している守屋淳さんが書いている「はじめに」と、巻末の「渋沢栄一小伝」だけ興味深く読みました。
簡潔に、「はじめに」では、どういう偉業を達成した人なのかを書き、
「渋沢栄一小伝」では、どういう人生を送った人なのかが書かれていて、
渋沢栄一がどういう人物なのかを知りたいなら打ってつけの文章ではありました(かなり凄い人で驚きでした)。
なので、全く無駄になったというわけではなく、ある意味目的は達せられたわけですが、
大部分を占める『論語と算盤』の本文部分はあまり頭の中に入っていないという、やや残念な結果になっています。
以前違う現代語訳で一回読んだことがあって、「もう一回読みたい!」と思い買った本です。
福澤諭吉の書く文章は面白くて大好きなので、
結果として、ゲラゲラ笑ったり納得したりしながら、あっという間に読み終わりました。
「どう生きるべきか」ということを説いているという点では、『論語と算盤』にも通じるところがあるのですが、
興味のあるなしで、結果が全然変わってくるという一例だと思います。
また、③の『読みたいことを、書けばいい(田中泰延著)』も、
この本を買ったときは、確か既にブログを書いていたときだったので、まさにタイムリーな内容として一気に読みました(履歴書の書き方を知りたいというだけでなく)。
「自分のこと」として、自分が当事者、自分に当てはまる本も、熱中して読めるし、得るものが大きいです。
(2)興味関心のある内容でさえあれば、ちょっとくらい難しい文章でも集中して読める。逆に、義務感で読もうとすると目が滑る
結論として、本を読む一番の原動力は、駆り立てられるような興味関心が自分の中にあるかどうかということになります。
この興味関心、欲求さえあれば、ちょっとくらい難しい文章であっても、一所懸命に読むことができるはずです。
「幸せ」について興味があれば、そういう本を読み漁ればいいですし、
「経済」に興味があれば、経済について書かれた本を読みまくればいいのです。
遠慮することはありません。
逆に、「この本は名著だから読むべき本だ」とか、「本を月に10冊読むことにしたから、とりあえずこの本を読もう」というような義務感に駆られて本を読もうとすると、
どんなに良い本でも目が滑りがちです。
そうは言っても難しい本を読んでレベルアップしたいという場合もあると思うので、そういう本の扱いについても後々このブログで書くつもりではありますが、
まず最初に本に親しみたいという場合は、難しいことは考えず、欲求の赴くままに本を選んで読むのが一番だと私は思います。
以上になります。出来映えは置いておいて、本の話は書きやすい気がします。
次回は、本の話ばかりするのもあれなので、閑話休題で、ネットフリックスで、シュタインズ・ゲートとシュタインズ・ゲート ゼロ(2期)というアニメを見た感想を書きます。
サイコパスというアニメが面白かったので、元々のストーリーを知らないアニメを先に見てみようかなという気になり、お薦めいただいた作品でもあったので視聴しました。
尻上がりに面白くなっていくアニメで、2期の方がより面白い(=私の好み)という珍しいアニメでした。