まさか帰省できない世の中になるとは思っていなかった
仕事が忙しいなど様々な理由で、盆や正月に帰省できないことはありますし、私も実際ありました。
しかし、世の中全体の要請として、帰省できなくなる日が来るとは思ってもみませんでした。
私は元々、「社会は今こうなっていて、この先こうなる可能性があるから、今からこう動こう」と、先を見通せる洞察力はありません。
ただ、どのくらいの人々が、「こういうことも起こり得る」と予測できていたのでしょうね。
「人が自由に移動できなくなる」
「遠方の人と会いづらくなる」
これだけ聞くと、まるでディストピアの世界に入り込んでしまったかのようです。
私も、今年の年末に帰省するかどうか迷いました。
「親と会えるのもあと何回か」と思うと、仕事が休みなら、正月くらい帰って顔を見せるべきという思いもかなり強かったです。
職場にも、今年親御さんを亡くされたかたで、
「会えるときに会っておいたほうがいいよ」と、
もし私がウィルスを持ち帰ったらご自身が危険に晒されることも顧みずにおっしゃってくださったかたもいました。
一方で、「私が帰省することで、親にとどめを刺してしまったらどうする?」という不安がぬぐい切れず、
結局今年は帰省しないことにしました。
私が職場に持ち帰っても最悪なことになるというのも勿論あります。
来年には、ワクチンか何かの対策が行き渡って、皆が自由に行き来できる世の中になりますように。
今年は、一人ゆっくり、年末を迎えようと思います。