ミニマリストに逆張りするブログ

ブログ名にも逆張りして、物を減らしました。しばらく本の話をします

「PSYCHO-PASS サイコパス」アニメ感想―犯罪を起こしそうな人まで機械判定で捕まえて犯罪を未然に防ぐ、ユートピアのようなディストピアのような世界

脳の「犯罪係数」を測定して、犯罪を起こす「かもしれない」人を、

公安局が、事前に逮捕したり銃で撃ったりする近未来の日本が舞台の話を描いた

PSYCHO-PASS サイコパス」というアニメの1期と2期を視聴しました。

 

「設定は確かに面白そうだけれど、その設定を活かした面白いストーリーになっているのかな」と、期待半分、不安半分でしたが、

設定負けしていない、滅茶苦茶面白いアニメだったので、感想と見どころを大きく3つに分けて書きます(ややネタバレあり)。

(1)想像の二段階上くらいシビアな世界観(システム)だった

「脳の傾向(攻撃性や暴力衝動や強迫観念が強い等)だけで犯罪者として取り締まってしまったら、本当は犯罪を行わなかったかもしれない人まで逮捕してしまうんじゃないか」とは、

設定を聞いた段階で私も思いましたし、多くの人が感じるところではないかと思います。

 

その辺りがテーマになってくるのかなと、見る前は考えていたのですが、

実際のところ、それどころじゃなく、さらに衝撃的な展開が繰り広げられていました。

 

どういうことかと言うと、一番「欠陥システムじゃん!」と思ったのが、

暴行を今まさに加えている加害者の犯罪係数(=サイコパスの数値)が上がるのは当然のことなのですが、

暴行を加えられている被害者の犯罪係数まで、危害を加えられたストレスや加害者の影響を受けて、数値が爆上がりしてしまうということです。

 

主人公達は、犯罪者や潜在犯(=犯罪を犯すかもしれない人)を取り締まる公安局の人間なので、「数値が高くなってしまった“被害者”まで銃で撃たないといけない」という局面に、どう立ち向かうのかも見どころです。

 

そして、もう一つ、重大なシステムの欠陥の一つが、

犯罪者を追っている公安局の人間たちもまた、犯罪者を捕まえるために犯罪者の思考を辿っていると、

システムから「犯罪者と同じ思考回路をしている、犯罪者の同類」とみなされてしまい、容赦なく、サイコパス(=犯罪係数)の数値が上がってしまうというものがあります。

 

そのため、主人公達は、犯人とドンパチを繰り広げるだけでも危険なのに、

いつ自分のサイコパスが上がって「潜在犯(=犯罪を犯すかもしれない人)」として捕えられてもおかしくないという状況の中で戦っているので、

全話通して、ピリッと緊張感が保たれているように私は感じました。

 

主人公達の数値がどう変化していくのかも見どころの一つかと思います。

 

以上のように、ディストピア(=反理想郷)的な側面も多々ある一方で、

ユートピア(=理想郷)的な側面も描かれており、一概に全部は否定できないところも考えさせられますね。

 

「この作中の世界なら私の仕事も減るかもな」と一瞬思いましたからね。

見続けると、「逆に、滅茶苦茶増えそう」と気づくような、そんな話でした。

(2)主人公の女の子が、言うときはビシッと言える子なので、気持ちよく視聴できる

女子の方の主人公が、常守朱(つねもりあかね)という女の子なのですが、

最初は新人ということで、頼りなさそうなところもありますが、

言うときは恐れずに、先輩に対してであろうが何であろうが、ビシッと主張できる子なので、格好いいです。

 

特に、9話で、先輩の宜野座(ぎのざ)監視官に、

立場上は同格だから「執行官(=部下)の目の前で、私の能力に疑問符をつけるような発言は慎んでいただきたい!」と言い切っていたのが、格好よくて「おおっ!」と見直しました。

 

宜野座(ぎのざ)監視官は監視官で色々と抱えていて、色々と考えての発言だったわけですが、それはそれとして、個人的にはこの場面で主人公を見る目が変わりましたね。

 

この場面以外でも、言動に筋が通っていてはっきりしている子なので、安心して話を見続けることができました。

(3)犯人サイドも個性的で、次々と新しい事件が起きるので、見ていて飽きさせないストーリー展開

主人公サイドは勿論のこと、主人公達が追う犯人サイドも、色々な年齢層、立場、職種、考えを持った人間で、多彩な面々です(特に一期)。

 

その犯人一人一人の起こした事件を追って行く形でストーリーが進み、テンポが良いので、本当に見ていて飽きなくて、1日でノンストップで全話視聴してしまいました。

 

文字通り、朝から晩まで見ていたので、見終えた後には頭痛がしていたのは難点でしたが。

 

1期が22話、2期が11話とそこそこ長いですが、特に1期は作り込まれていて、

よく注意して見ると最初の方から伏線が散りばめられていて、

行き当たりばったりでなく、最後まで設定やストーリーを考えて話を作っているんだなということが分かり、見応えがあります。

 

本当は3期や映画もあるようなのですが、Netflixになかったので視聴できていません。

なので、もし、Netflixを登録していらっしゃたら、3期と映画も配信されるように「PSYCHO-PASS サイコパス」を視聴してもらえたら、とても嬉しいです。

 

ただ、どうやらアマゾンプライムでは配信されているようなので、

他のNetflix内の見たい番組を見た後も、「PSYCHO-PASS サイコパス」の3期が配信されていなかったら、アマゾンプライムに乗り換えようかなとも思っています。

Netflixの、日本語字幕や英語字幕、英語吹き替えにも切り替えられる仕様は好きなのですが、背に腹は代えられませんからね。

 

 

以上になります。他にも、武器の銃がびっくりするくらい格好良かったり、近未来的な電子化された世界観が格好良かったりと、色々とありますが、キリがないのでこのくらいにしておきます。

 

ただ、グロ(血しぶき等)に耐性がない方は視聴を気を付けてください。ハンターハンターの原作をそのまま色つき動きつきでアニメ化したとして、それを見ても大丈夫な方は、視聴しても大丈夫と思います(ハードル上げ過ぎ?)。

 

次回は、本の話をこれからしていくに向けて、私の、本にまつわる話をします。