料理のレシピ本が安すぎる。1万2000円前後が適正価格だと思う理由
どうも。物や物事の適正価格について考えることが時々あるギャクバリです。
今回は、私が料理を作るときに散々お世話になった「レシピ本」について、
「1冊1000円ちょっとくらいでは、価格があまりにも安すぎるんじゃないか?」と思ったので、
厳密に計算した上での根拠と、一方で、何故安くなってしまっているかの理由も分かるという話をします。
- (1)料理のレシピ本が1000円代では、あまりにも安すぎると思う理由
- (2)なぜレシピ本は1000円代で売られているのか
- (3)それでも「料理の作り方」に価値があることは変わらない。活かし方次第と思う
(1)料理のレシピ本が1000円代では、あまりにも安すぎると思う理由
まず始めに、皆様は、「料理の作り方の書いてある本が1000円代で売られている」と聞いたときに、パッと浮かんだ印象ではどう思われましたか?
「そんなものかな」という感じでしょうか。
それとも「雑誌や漫画は1000円もしないから高い気がする」でしょうか。
雑誌や漫画の値段が適正価格かどうかという話は一まず置いておいて、
例えばですが、新しい知識(?)を1つか2つ披露するような本がよく新刊であります。
極端に単純にした例を出しますが、「睡眠時間は8時間がいい」とか、「イライラしたときは深呼吸するといい」とか、そのような本です。
大体1000円から2000円代が相場という印象を受けます。
また、それぞれの分野について狭く深く書いたような本もあります。
適当にでっち上げて書きますが、火星の○○の話とか、江戸時代の△△の話とかの本です。
こういう専門分野の本は、大体2000円から3000円代が相場ではないでしょうか。
ここまで確認したところで、話を戻して、料理のレシピ本の話です。
料理のレシピ本を私は5冊持っているのですが、5冊とも確かめたところ、1000円から1500円の間の値段でした。
それぞれいくつメインのレシピが載っているか確認したところ、
①料理のきほん練習帳:85個
②料理のきほん練習帳 かんたん!お店の味:78個
③ゆる自炊BOOK:68個
④つくおき:90個
⑤クックパッドのおいしい 厳選!野菜レシピ:77個
この5冊のレシピの数を平均すると、80個です。
80個も!?
仮に、料理の作り方を1つ、レシピ本を見て分かったとしたら、一生その1つの料理は作り続けることができるわけなので、
1つのレシピに、安く見積もっても1000円から2000円くらいの価値はあると考えられます。
安く見積もり過ぎている気もしますが、1000円から2000円の間を取って、ここでは1つのレシピに1500円の価値があるとみなします。
そうなると、大体1冊のレシピ本に80個くらいのレシピが載っているので、
1500円×80個=12000円
そう、1万2000円くらいの価値が、レシピ本にはあるというわけです(このページのタイトル回収)。
「おかしいなあ。安すぎるなあ」と私が思った理由に納得いただけましたでしょうか。
(2)なぜレシピ本は1000円代で売られているのか
しかしながら、一方で、レシピ本が1000円代で売られてしまっている理由も思いつかないわけでもないです。
昔の理由と今の理由とで、合わせて2つあるように思われます。
まず「昔からの理由」としては、「親子相伝」とでも言うのか、
保護者から子どもへと「料理の作り方」はタダで教わっている可能性が高く、
「大体の料理の作り方を知っている人が多い」と思われているからでしょう。
もしくは、「自分で見よう見まねで作って学んでいくものだ」という意識が強く、
「お金を払ってまで教わるものではない」と思われがちだからかもしれません。
そこから、現代では、保護者も子どもも忙しい等の理由で、必ずしも保護者から料理を教わっていない場合もあるように思います(今も昔も変わらない事情かもですが)。
そうなるとレシピ本の価値(価格)が上がっても良いように思いますが、
今レシピ本が安い最大の理由は、インターネット上に山ほど無料で見ることのできるレシピがあるからなのかもしれません。
もし、「レシピ本が1000円は高い」と思われたなら、間違いなくインターネットの影響でしょうね。
(3)それでも「料理の作り方」に価値があることは変わらない。活かし方次第と思う
それでも、今なお「レシピ1つにつき、安く見積もっても1500円くらいの価値はあるのではないか」というのが私の結論です。
私も料理の作り方や料理の基本的な部分がまだまだ全然分かっていないのですが、
これからもそういう「料理の作り方がよく分からないけど作りたい」人達が増えて行って、「料理の作り方」への需要が増えるのではないかなと思います。
本の形だと1000円代と不当に安い値段ですが(文字数が少ないのも影響しているのでしょうか?)、活かし方次第で適切な報酬を受け取られるのではないかなという気もします。
ユーチューブで、それぞれの野菜のそれぞれの切り方(にんじんのいちょう切りで1つの動画、にんじんのみじん切りで一つの動画等)等を、1つ1つ丁寧に解説していってくれるチャンネルがあったら、私は間違いなく見ますね。
私も何だかんだで、このブログで料理には4か月くらい取り組んで来ましたが、切り方や焼き方等、未だに合っているのか自信がないことだらけなので、料理は奥が深いなと感じています。
以上になります。料理に限らずですが、普通にできる人は当たり前にしていることが、苦手な人には分からないということが多々あるように思います。
次回は、物についての書き残しで、「同じ分類の物で、自分の持っている数の適量はどのくらいか」について考えたことを書きます。