書きつくし!

激変した生活についてボチボチ書いていきます

作詞作曲・歌・演奏等の全てを一人で手がけている【おだじん】小田桐仁義youtubeチャンネル。作りたいように作っている歌詞や楽曲が魅力(紹介9回目)

どうも。ギャクバリです。

 

今回は、オリジナル曲を作詞作曲編曲MIXし、自分で歌って楽器(ギターエレキドラム等)を全てご自身で演奏までされていらっしゃる「【おだじん】小田桐仁義」youtubeチャンネルの紹介をします。

 

以前紹介した「コウイチTV」のエンディング曲も担当している方のチャンネルです。

とても好きな曲があるので、その曲の紹介を主にします。

1)「カタヌキ」:核心をついた「後ろ向き」なフレーズにぞくぞくさせられる歌

私は頑張ろうと思える「前向き」な歌も好きなのですが、同じくらい「後ろ向き」な歌も好きです。

 

「後ろ向き」な歌が、人生や人間の本質を突いていると思えるときがあるからです。

 

その核心の突き具合が、メロディと相まって格好いいのがこちらの曲です。

サビの始まる1分11秒からが「こういう曲を望んでいた!」と思わせてくれるくらい痺れます(動画総再生時間4:17)。

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最初聞き流していたときは、

「自分だけしか知らない罪を数えて悔やんで」

という歌詞とメロディの格好良さに、「来た!こういう歌!」と内心盛り上がっていました。

 

しかし、ここのフレーズが素晴らしいのは勿論のこと、続く歌詞もまた凄いことを言っていることに気づきます。

「いかなる日々も光るドアも開けないままで」

こんな「後ろ向き」な歌詞、なかなかお目にかかれないと思いませんか?

 

解釈が難しいところではありますが、

「自分のどのような輝かしい“可能性”も、開かず試さないままで」という意味で、ここでは捉えておきます。

 

歌詞だけ聴くと「何でそんなことするの?光るドアがあるなら開ければいいのに」と思ってしまいそうですが、

いざ自分を振り返ると、「まさしくこの歌に歌われている主人公のようになっていやしないだろうか。あのドアも、あのドアも開けずにいるのではないか」と思えなくもないという落とし穴があります。

 

ですが、逆に、「いかなる」全ての日々も光るドアも開けていないとしたら、これはこれで飛んでもない「暗い贅沢(ぜいたく)」なのではないかという気もします。

 

多くの人が何か一つは「光る可能性」を試してしまうのではないかと思うと、

敢えて、至るところに落ちている宝石を一つも拾いにいかないという姿勢に、

贅沢さというのか、何故か惹かれるものも感じます。

「お前、何言っているんだ?」と思われるかもしれませんが。

 

続く歌詞も、なかなかドキッとさせられるものがあります。

「繋がれたフリして惨めな奴を演じて 声の出し方すら忘れて嘆く」

「私は無害ですよ。従っていますよ。大した奴じゃないし、可哀想な奴だと馬鹿にしてくれて構わないですよ」と見せているだけのつもりが、

本当に、見せている通りの人間になってしまうというのか、

「本当は凄い部分」を見せないなら、その「凄い部分」はないのと同じになってしまうという気づきがありました。

 

こういう凄い言葉を、その言葉にぴったりのメロディでさらっと歌えてしまうのが、おだじんさんの歌の魅力だなと思います。

 

この「カタヌキ」という歌の話や解釈を私にさせるとキリがないので、次に進みましょう。

 (2)「パラレラーズ」:日常以外をモチーフに取り入れることで壮大な世界観を歌い上げる

もう1つだけ、「パラレラーズ」という歌を紹介したいと思います。

 

皆様は、「パラレルワールド」というものをご存知でしょうか?

「並行世界」とか、「今ある世界とは分岐した、もう一つの世界」というようなものです。

 

この歌の題名が「パラレラーズ」なので、この歌に歌われている主人公は、

そういう並行世界を渡り歩いているか、並行世界を渡り歩いているような心情であるということが分かります。

 

下の動画にある「パラレラーズ」も、0分37秒からのサビにまず引きつけられます(サビが気に入ったら最初から聴いてみてください。動画総再生時間4:44)。

ちなみに、このMVには、「コウイチTV」のコウイチさんや谷くんやワタコウさんも出演されています(コウイチTVのエンディング曲のため)。

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1番のサビ一発目の歌詞が、

悲しみの全てを引き摺り回しながら進む

なのが、まず度肝を抜かれます。

 

日常生活だけをモチーフにしていると、なかなか出て来ない歌詞なのではないでしょうか。

それが、「パラレルワールド(並行世界)を、何度も渡り歩いている人である」という要素を取り入れることで、

振り切った歌詞を書くことができ、視聴者も大袈裟に感じないという良さがあります。

 

そして、「悲しみの全てを引き摺り回しながら」進んでいるのに、

メロディには、青空を感じさせるような底抜けの明るさが感じられるというギャップもこの楽曲の魅力です。

 

まるで、主人公の持っている希望や、いつかの理想を表しているような明るいメロディですが、

歌っているおだじんさんの音程の取り方がほんの少し低い(音程を外しているわけではないのに、絶妙にピンポイントの音よりも低い)ことで、

明るくなり過ぎず、主人公の底抜けには明るくなりきれない心情も表しているような歌となっています。

 

この「日常以外のことをテーマとして取り入れることで、世界観の幅を広げる」ことは、「クエスト」という「ゲームの世界観」を取り入れた歌でも感じられますね。

(3)まとめ:楽曲の全てを自分で作ることで、何にも囚われない思い通りの楽曲が出来上がっているのが魅力

歌詞にしろ、メロディにしろ、「懇切丁寧に分かりやすく書いて、世の中の全ての人に分かってもらえるようにして受け入れてもらおう」とい楽曲ではないように思います。

 

そういう意味では、「ボーカロイド(=音声合成して、作詞作曲した楽曲をソフトに歌わせる)」の歌に、コンセプト(=考え方)の近い部分がもしかしたらあるのかもしれません(違ったら済みません)。

 

しかし、その「囚われない自由さ」故に、「刺さる人には刺さる」歌を多く作られているのではないかなと感じています。

 

作詞、作曲、編曲、MIX、ギター、エレキギター、ドラム、歌、全てをご自身でやっていらっしゃるようで、

そういう意味でも、思い描いている通りの楽曲を作られているのでしょうね。

 

彼の作る歌をもっと聴きたいという方は、下の動画のサンプルを聞いて、

気になった曲の動画を、おだじんさんのチャンネル内から探して聴いてみてはいかがでしょうか(動画総再生時間3:50)。

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そんな、おだじんさんのチャンネルはこちら。

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以上になります。

次回は、ずっと好きで追っている「はてなブログでゴミ屋敷脱出~一人暮らし女子、自力解決出来るのか? ブログ村研究も頑張る✨」ブログが、

一つの大きな区切りを達成されたようなので、私が彼女のブログを見始めた経緯や感想(エール)を書きます。