書きつくし!

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何故、品不足に恐怖を感じるのか。品不足への恐怖心を根本的に取り除くための長期的な対策を、田舎から学ぶ

どうも。ギャクバリです。

 

今回は、トイレットペーパーを始めとした商品の、店内における品不足について、

「なぜ、人々は恐怖心に駆られるのか。本当のところは、何を不安に思っているのか」を、田舎にいて気づいたことがあったので書きます。

 

その恐怖を踏まえた上で、恐怖を取り除く対策を、実現可能かどうかは、とりあえず置いておいて3つ挙げます。

 

具体的な順番としては、以下の順番で書きます。

 

(1)簡単な経緯のおさらい

(2)まずは、現時点での、人間の冷静さ、理性、人や社会に対する信頼感を称賛するところから始める。批判しても、溝ができるだけかもしれない

(3)物を買い求める人が、何故買い求めるのかが、田舎のスーパーの商品の売れ行きを観察して分かった気がした。確かに、品不足に恐怖を感じるのも当然である

(4)その恐怖心が分かったところで、不安を解消するための、長期的な取り組みや対策3つについて考える

 

以上、この4つの順番で、今から述べていきます。

(1)経緯のおさらい

まずは、皆様ご存知の通りでしょうが、簡単に今までの経緯をおさらいしておきます。

 

先日(2020/2/27(木)の午前中)、ツイッター

「トイレットペーパーとティッシュペーパーが品薄になる」という内容の発言(ツイート)がなされました。

 

実際は、「トイレットペーパーが品薄になる」と予想した根拠自体は全くのデタラメでした(トイレットペーパーの製造元が中国だから等。実際はほとんどが国産)。

 

しかし、この予想を見た多くの人々が、「本当に品薄になるかもしれない」と思い、トイレットペーパーを買い求めた結果、

店のトイレットペーパーが本当に売り切れる、もしくは品薄になるという事態が発生しています。

 

私自身の感覚では、

翌日の2/28(金)はまだトイレットペーパーが数個売れ残っており、

2/29(土)も2~3個売れ残っており、

3/1(日)には、ある程度の大きさのある店からは軒並みトイレットペーパーが消えて、

3/3(火)の今に至るまで中~大規模店には再入荷されていないなというところです。

 

皆様のお住まいの地域ではいかがでしょうか。

(2)トイレットペーパーを必要以上に買い求めることについての批判が散見されるが、まずは褒めるところから始めたい。人間の冷静さ、理性、信頼感に、人間社会の勝利を感じる

恐らく、皆がいつも通りの買い物をしていたら起こらなかったであろう、このトイレットペーパー不足に対して、

動画やツイッター等をざっと確認すると、

買い占めに対する批判的な意見や、止めるようにという呼びかけの方が多いように思います。

 

確かに、トイレットペーパーが売り切れてしまったことは残念なことではありますが、

「不安だから備蓄しておきたい派」の方達を批判しても、

逆に頑なになったり、心を閉ざしたりしてしまう可能性があります。

 

そこで、敢えて視点を変えて、今、皆が「できていること」、

つまり、「いつも通りに残っている物」に、まずは目を向けたいと思います。

 

今回は、トイレの心配から、トイレットペーパーやティッシュペーパーやキッチンペーパーが店頭では品薄になってしまいましたが、

でも、本当の紙類は全然まだまだ店頭に残っていますよね?

 

A4用紙なんかも普通に店頭に残っていましたし、習字に使うような半紙も問題なく残っていました。

 

もっと言うと、「雑誌とか漫画とか本が売り切れてしまった」なんて話も全く聞きませんし、実際のところ売り切れていません。

 

少年ジャンプや単行本は、いざとなったら一枚一枚破って使えば、(流せない)トイレットペーパー代わりになりそうなものですが、そういう物はきちんと残っています。

 

さらに言えば、同じく(流せない)トイレットペーパーとして切って使えそうな服も大量に店頭に残っているわけです。

 

ついでに言うと、食糧難に役立ちそうな、野菜の種や土や肥料も普通に残っていますよね。

 

トイレットペーパーがなくなることが不安な人でも、

これらの紙類や服類等がなくなることは全く心配しなくて済んでいるわけです。

 

これ、完全に人間社会の勝利じゃないですか?

売れ残っているのが当たり前と思いますか?

 

しかし、恐怖心を煽られている中でも「さすがに、この本や服は、トイレのために売り切れはしないだろう(笑)」と思える、

人々の冷静さ、理性、人や社会への信頼感は大切なことだと私は思います。

 

逆に言うと、この辺りの「さすがにこれは大丈夫だろう」の感覚が人々から失われたときは、本当に危険なときなのかもしれません。

 

ということで、皆でお互いの冷静さを称賛し合った上で、本題に入ります。

(3)そもそも、何故、人は品不足に恐怖を感じるのか。田舎のドラッグストアやスーパーの中で売り切れなかった物を見て、理由を閃いた。そこで、品不足に不安を覚えるのも当然だと気づく

冒頭にも書いた通り、私は田舎に住んでいます。

 

田舎に住んでいても、都会と同様に、マスクやトイレットペーパーや消毒液は大型店から姿を消してしまいました。

 

しかし、店の棚を見ていて「あれ?」と思いました。

 

「米」が普通に残っている。いつまで経っても売り切れていない。

インターネット上では、米も売り切れていると見かけたのに。

 

その「米袋」を見て、私は「あ、そうか!」と気づいたことがありました。

 

「田舎の人達は、自分で米を作り出しているから、なくなる心配を全くしていないのか」と。

 

勿論、全員が全員、米を作っているわけではないのでしょうが、

親戚の中の誰かが作っているから分けてもらえるという感覚もあるでしょう。

そもそも、一面の田んぼの青々とした稲を見ながら「米がなくなるかも」と思うのは逆に難しいです。

 

裏を返すと、「自分では作り出せない物がなくなることに対して、皆、恐怖心を抱いているのだな」と思ったわけです。

 

しかし、考えてみれば、不安に感じるのはごくごく当然のことです。

 

「自分で作り出せない物を、いつでも手に入れられるというのは幻想だったんだ」と気づいたとき、

果たして、持っておくべき数は1個でよいと思えるでしょうか。

 

「災害に備えて準備していたから、今、私は買わなくてよいけど、

そういう準備を怠(おこた)っていた貴方は、今は大量に買うべきではない」という方、

その今、備蓄している数は、10個や100個で本当に足りていますか?

 

自分で作り出せないということは、供給を絶たれれば、必ずいつかはなくなるということです。

 

そういう意味では、備蓄していた人も、備蓄せずに今後の供給を待っている人も、備蓄していなかったので今から備蓄したい、余分に買っておきたい人も、

皆立場は等しく同じで、仲間なわけですから、同じ問題に立ち向かう仲間として、仲良く対策を考える必要があると私は思います。

 

言い換えると、供給が絶たれてしまったら終わりという資本主義経済の脆(もろ)さ、脆弱(ぜいじゃく)さを、何らかの形で補う必要があるわけです。

(4)品不足への恐怖心を解決するための、長期的にみた対策3つ

以上の、恐怖を抱く根本的な原因を踏まえた上で、実現できるかどうかを完全に無視した対策について3つ挙げます。

①トイレットペーパーのような生活必需品を、紙などの身近な物で自分で作り出せるような機械を誰かが開発して、一家に一台置いておく

いきなり、「いつ実現するんだ」「こいつ頭大丈夫か」級の対策ですが、

「根本的に不安を解消する方法は、自分で作り出せるようになることだ」という考えから、一番効果は高いと思っています。

 

例えば、トイレットペーパーを、全然原材料は違いますが、

その辺にある葉っぱや土などを使って、自分で作ることができる電化製品が発売されて、

それぞれの自宅に置いてあれば、いざと言うときの安心感に繋がって、

皆がパニックになって買い占めするという事態は減りそうです。

 

流石に葉っぱや土で作るのは厳しそうなので、

現実的なところでは紙から作ることになるのでしょうか。

しかし、原材料を紙にしてしまうと、紙不足になったときにどうしようもないので、不安は残りそうなところが難点ですね。

 

トイレットペーパーに限らず、食料についても、

これからは、自分で作ることへの需要が高まるのではないかなと感じます。

②それぞれの自治体の経営で、生活必需品を作る工場を持ち、有事のときに販売する。もしくは、有事のときには、生産している工場に、自治体が直接買い取りに行き、販売する

これも、どう実現すればよいのか、実現可能になるのか全く分かりませんが、

それぞれの自治体で、自治体民の数だけ生活必需品を作って、足りなくなったときに販売すれば、

「いつまで経っても、店頭に商品が並ばない」という問題が解決されるように思います。

 

しかし、必要なときだけ工場を稼働させたり人を集めたりする大変さを考えると、

非常事態が起こったときに、生活必需品を生産している工場に、

自治体から人を派遣して、買い取ってくることができるようなシステムを作り上げる方が現実的かもしれません。これはこれで、色々と問題がありそうですが。

③近隣の人とある程度の信頼関係を築いておく。信頼関係が築ける地域に引っ越す

最後に、都会になればなる程、難しいように思いますが、

近隣の人と、分け合えるくらいの信頼関係を築いておくことも有効だと考えています。

 

何故かって、皆様、「トイレットペーパーが売り切れるかもしれない」と思ったときに、

顔も名前も分からない周囲の人々が「トイレットペーパーを全部買ってしまうことはない」と信用できますかね?

 

限りある商品を奪おうとする敵に見えても仕方がないと思います。

 

と言うのも、私が住んでいる地域でも大型店舗はトイレットペーパーが全滅していましたが、

近所の小さい店舗は、3/3時点でも未だにトイレットペーパーが結構残っているんですよね。

 

私自身は、引っ越して来たよそ者なのですが、この地域の人々に敬意を表して、

買わずに帰りました。

 

残っている理由は不明ですが(店員と地域住民1人1人に何故買わないのかインタビューして回りたいくらいですが)、

住民への信頼や、食料を自分で作り出すことができる余裕(いざとなれば物々交換できる)からなのかなと考えています。

 

情報に疎いところもあるのかもしれませんが、残っているのが本当に不思議です。

 

なので、今回のことをむしろ良い材料として、店内がスッカラカンになるような地域に住んでいる方は、周囲の人と改めて良好な関係を築く方法を模索するか、

信頼関係を築くことが難しいなら思い切って引っ越しも検討する価値があるのかもしれません。

 

トイレットペーパーが売り切れるくらいなら留まっても構わないですが、

今回くらいの件で、食料品がスッカラカンになるような地域に住んでいらっしゃる方は、

いざというときにどうやって食料を確保するのか考えておいた方がよいように私は思います。

 

ただ、そういう煩わしい人間関係のしがらみがないのが都会の良いところなので、

近所や地域付き合いするくらいならリスクを取った方がマシという方も沢山いらっしゃるでしょうね。

 

 

以上、短期的な対策については、皆様が沢山知恵を出してくださっているので、

実現できるかどうかを度外視した、机上の空論のような長期的な対策について挙げてみました。

 

やはり、何に恐怖を感じているかを正確に押さえておかないと、

「トイレットペーパーは沢山あると言っているのに、買い占めるなんて馬鹿馬鹿しい。するべきではない」という認識では、

お互いの議論にズレが生じてしまうと思います。

 

そのため、「どうやって自分で作り出すか」「供給が全国に行き渡るようにするか」「周囲の人々を信用できるようにするか」が重要なのではないかと考えているという話でした。

 

何か一つでも参考となるところがあれば幸いです。

 

次回は、料理に戻って、ロールキャベツを作ります。