新居での荷出し(最終回)・前の職場からの物と部屋全体:改めてミニマリストについて考える
どうも。引っ越してから1か月弱、ようやく段ボール箱から荷物を全て出し終わったギャクバリです。
今回は、最後の段ボール箱となる「前の職場からの物」を出します。
また、荷物出しが最後となるので、部屋全体の写真も載せたいと思います。
そして、今回で
「物を減らすことについて考察して、実際に減らしてみて、厳選した物を新居に持って行く」という一連の流れを終えることができたので、
改めて、このブログの原点に返って「ミニマリスト」をどう私が捉えるのかという話をします。
前の職場から持ち帰った物を段ボール箱から出す
前の職場に置いておくわけにもいかず、持ち帰った私物の入った段ボール箱が、下の画像になります。
この段ボール箱の中身は、必要か必要でないかが余り吟味されていない物だったので、
改めて必要な物と不要な物に分けました。
段ボールの中身を出し終わった後、部屋の全体像はどうなったか
職場の物が入った段ボール箱の中身も出してしまい、最終的に下のような部屋になりました。
まずは、キッチンと洗濯物干し等がある1部屋目です。
ちなみに、引っ越してから1週間目は段ボール箱だらけのサバイバルな部屋でした。
段ボールだらけの時よりも部屋が広くなりましたね。
また、引っ越してから1週間目の時には置いてあった机とパソコンを、次の写真にある寝室に移動させました。
机を動かしたのは、1部屋目のエアコン(備え付け)のリモコンの電池が溶けていて使えなかったからです。
正直、2部屋目(寝室)の部屋の広さの方がちょうどいいので、机を寝室に移して良かったと思っています。1部屋目は広すぎますね。
一連の工程を終え、改めてミニマリストについて考察する
元々、このブログの名前が『ミニマリストに逆張りするブログ』とある通り、
「ミニマリストの皆様の発信している内容について、好きで沢山見ているからこそ、疑問に思ったことを書いていこう」という軽い気持ちで始めたブログでした。
事前に考えていた10個の「逆張りする」内容については、下の「ミニマリスト論」のカテゴリーに全てあります。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
ここで、私なりのミニマリストに対する疑問点(もしくは、「物を減らす(厳選する)ことへの恐怖」と言った方が的確かもしれません)をまとめることが出来ました。
そうやってまとめたことで、「物を減らすと実際にどうなるのか検証する」という名目で、
近藤麻理絵さんの『人生がときめく片づけの魔法』を読んで以来、
ずっと取り組みたかった「物を厳選する」作業に、最後まで取り組みました。
その時の様子は、下の「自分の物を減らして検証シリーズ」のカテゴリーに全てまとめています。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
これらの作業を終えたことで、「今はミニマリストについてどう思っているのか」について、効能2つと、ミニマリスト以外の道2つを改めて書いておきます(前置きが長い!)。(※19/11/27:朝起きて、ミニマリスト以外の道について考えがまとまったので1つ追加しました)。
効果①:「物を増やし続けることが良く、豊かさや幸福につながる」という主流の価値観に対し、「物があり過ぎることの弊害」と「自分にとって丁度良い物の量で暮らすことの快適さ」を示した功績は大きい
私自身、「物はあればあるほど良いよね!」と意識して思っていたわけではありませんが、
「物があれば役に立つこともあるから、あるに越したことはないだろう」と無意識では思っていた気がします。
このような「何でも物があることが善」という価値観に対して、
「でも物があり過ぎると管理(や掃除)が大変じゃない?」
「自分が本当に必要な物だけあれば満足な生活が送れるんじゃないの?」
といった、ある意味反対の価値観を示したのがミニマリズムでありミニマリストなんだろうなと思います。
この点に関して、私はミニマリストは間違っていないと思います。
「物があればあるほど快適というわけではなく、逆に、物の量を抑えることで快適になることもある」
ということですね。
「全員がミニマリストになると良い」とは全く思いませんが、ミニマリストの思想について知識として知っておくことと、
「今持っている物の量が、自分にとって本当に適切な量なのか。多すぎて物があふれたり、管理できなくなったりしていないか」
ということを考えてみるのは全員にとって有益なのではないかと今は考えています。
効果②:物を厳選することで、自分が何を大切に思っているのか、自分はどういう人間なのかが分かる
下手に自己分析をするより、私の場合、よっぽど自分について発見があったことがあります。
それは、「思ったより、自分は人との繋がりを重視しているんだな」ということでした。
物を厳選する前までは、「自分は一人でいても全く苦にならないドライなタイプ」だと思っていました。
確かに、一人でいることは今でも苦ではないし好きではあります。
しかし、いざ残したいと思い、残した物は「人からの貰い物」ばかりでした。
1回貰い物を捨てて後悔したので残すと決めていたからというだけでなく、
「捨てたくない。捨てがたい」と思った物も貰い物が多かったです。
「自分はこんなに人との繋がりを求めていて大事に思っていたのか」と驚きました。
恐らく、私だけでなく、多くのミニマリストの方達も、自分が捨てがたい物を通して、
自分について多くのことを知ったのではないかと推測します。
また、私の場合もう1つ大きかったこととして、漫画やCD、グッズ(切り抜きを入れたファイルを含む)を大量に処分したことがあります。
好きな物は、「好きだった物」に変わった後でも残り続けます。
「今の自分」や「なりたい自分」にそぐなわなくなっても、意識して処分しないと、物の方から去ってくれることはありません。
自宅にある大好きな漫画を全部処分した後は苦痛もありましたが、
あの大量の漫画を新居に運んでいたら今の部屋にはなっていなかったと思うので、
やはり処分して良かったと考えています。
自分の中で不当にリソース(資源)を割き過ぎていた物について、ミニマリズムを目指す中で気づくという効果もあると思いました。
ミニマリスト以外の道①:物が管理できるならミニマリストを目指さなくてもよい
先日、御老婦のお宅にお邪魔する機会があったのですが、
玄関に置かれていた置き物、畳の上に敷かれたマット、物はあるけど整理され、手入れの行き届いた部屋が広がっていました。
ミニマリストでないのは明らかでしたが、(そして私もミニマリストではありませんが)、
「物を減らした私の家より断然良い!品と格が違う!」と正直なところ思いました。
かと言って、私がそのような家を目指すかと言えば、
物の管理が出来ず、掃除が億劫になったり散らかったりすることが目に見えるので目指しません。
しかし、物が管理できて、部屋の状態を維持できるなら、余剰となる物があっても良いというのか、むしろあった方が素敵な部屋にはなるでしょう。
ということで、ある程度、物を持っていても部屋の管理ができるなら、ミニマリストになる以外の道もあるのではないかというのが私の考えです。
ミニマリスト以外の道②:物で精神的な安定を感じ、物を大事に思うならミニマリストにならなくていい(物の量は個々人による)
私もその傾向があるので「ミニマリストは向いていないな」と感じているのですが、
「物に精神的な安定や安らぎを感じるかどうか」は大きな分かれ道だと考えています。
「物がなくても自分1人で精神を保てる」という人は全く問題ありませんが、
「ガランとした部屋にいると不安になる、物寂しく感じる」という場合は、
はっきり言って自分にとっての丁度良い物の状態より物が少ないんだと思います。
私の場合、新居の今の部屋に「何か物寂しさ」を抱いていましたが、
以前いた場所のバザーの子どもたちが作った物を買って部屋に置いたら、温かみを感じるようになりました(2部屋目の寝室ですね)。
なので、物を減らし(すぎ)た時に「落ち着かない。もっと物があった方がいい」と思ったなら、自分の感覚に従って必要な物を増やした方がいいと考えます。
こういう方々(大半かもしれませんが)も、ミニマリスト以外の道があるのではないでしょうか。
まとめ:ミニマリストの主張は一理あるという結論になり、とりあえず逆張りし終わった。今後は「ミニマリストに逆張りしていた(けど、自分でも物を厳選してみて効果を実感した)ブログ」として、物を減らしたり増やしたりしていきたい
結論になりますが、物を厳選し終わった現在、何か他にミニマリストに逆張りしたいことがあるかと言うと「特にない」というのが本音です。
まあ、ちょこちょこはありますが、記事にする程のものではないかなというところです。
そして、自分が物を厳選したことで、最近ミニマリストの皆様の動画を一心不乱に見るということもなくなり、ある種、卒業を果たしたようにも感じています。
ですが、ミニマリストの皆様や発信していることは相変わらず好きなので、今後はブログを中心に拝見しつつ、
自分の部屋が収拾不能のようなことにならないように気を付けて行きたいと考えています。
なので、今後このブログは「ミニマリストに逆張りしていたブログ」として、タイトルは変えないですが、説明書きの部分をそのように書き換えるつもりです。
物については粗方考え終わったと思っているので、今後は別の事に取り組んでいく予定にしています。
以上、ブログタイトルと自分が書いている内容に、随分前からズレを感じていたギャクバリがお送りしました。
読んでいた皆様も感じていらっしゃったのではないかと思います。
ということで、次回は、ミニマリストに絡めつつ、苦手な○○について取り組んでいきたいと思います。