本の読み方まとめ 初級編・中級編
どうも。本当は「ブログ1年記念」の前に、「本の話のまとめ」まで終わらせてしまう予定だったギャクバリです。
今回は、本の話も最後ということで、今まで話してきた「本の読み方」を、初級編4つと中級編2つに分けてまとめた後に、
「本を一つの選択肢に」という話をして締めにします。
(1)本の読み方・選び方:初級編
まずは、初級編ということで、
私の思う「こうすれば、本を読みやすい」という方法について、今までしてきた話を元にまとめます。
①読み方:家に帰り着くまでに、買った本や借りた本をある程度、先に読む
「面白そう」と思って手に取り、買ったり借りたりした本ですが、
自宅でしたいこと、すべきことが多い程、読むのが後回しになってしまって、
そのまま本を放置してしまい読まずじまいということが起こり得ます。
そのように「自宅に帰ると本が読みにくい」という場合は、
本屋や図書館である程度立ち読みしてから帰ったり、帰宅途中にある程度読んだりすると、「続きが読みたい」という気持ちから、自宅でも残りのページを読みやすいです。
詳しく知りたい方は、下のページにも書いてあります。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
②読み方:本の目次を先に読み、目次の気になる部分を先に読んでみる
続いて、本の読み方・初級編の2つ目です。
本を買う・借りるときに、本の表紙やタイトルや帯だけを見て決めると、
せっかく買った本でも「イメージしていたものと違った」と感じたり、
自分が気になっているところまで読み進める前に脱落してしまう可能性があります。
一番、本の内容を端的に表しているのは「目次」です。
そのため、本を買う・借りる前に、先に目次を読んで、
さらに、目次にはページ数も一緒に書いてあるので、気になった目次の部分だけ先に読んでみて下さい。
もし、期待通りに「面白い!」と感じる内容で、「他の部分も読みたい」と思えるようであれば、そこから本を最初から全て読むとスラスラと読みやすくなります。
ただし、小説は最初から読むしかないので注意が必要です。
詳しく知りたい方は、下のページにも書いています。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
③選び方:立ち読みでは憶えきれない、大切なことを書いていると思える本を選ぶ
初級編3つ目は、「本を読むためには、本選びも大切」という話です。
自分にとっては一般常識のようなことのみ書いている本であったり、一つの内容を繰り返しているだけの本であったりすると、
「本を読んで良かった」という満足感が得られにくくなってしまいます。
目安としては、本を立ち読みしてみて、3つ以上、自分にとっては新鮮な話が書いてあって、自分の頭の中だけでは憶えておきにくいという段階で、本を買ったり借りたりするくらいが丁度良いように思います。
この話を詳しく読みたい方は、下のページにも書いています。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
④選び方:自分が興味のあること、差し当たった問題についての本が一番読み進めやすい
初級編の最後は、結局のところ、自分の興味や問題に触れるような本が、一番読み進めやすいという話になります。
本に慣れ親しんだ先に、ちょっと背伸びをして、全然自分が知らず、興味のないような分野の本に挑戦してみるというのは勿論ありなのですが、
「本を読むのにちょっと壁を感じる」という場合は、まずは、「こういうことに興味がある!」とか、「こういうことで困っている」ということに関係する本を読むと、
自分の興味関心を原動力に、多少の困難をものともせず読み進めやすくなります。
この話を詳しく読みたい方は、下のページにも書いています。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
(2)本の読み方:中級編
「本を読むのに抵抗感がなくなってきた」、「結構、本を読みやすくなってきた」と感じたら、次は、中級編の内容が参考になるかもしれません。
①難しかった本は、再読してみると内容が頭に入って来やすい
色々な本を読んでいると、「この本は凄く大切なことが書いてある気がしたけど、内容が難しくて、読むのに苦労したな」と感じる本に出会うこともあるはずです。
そのようなときは、敢えて「もう一度、最初から読み直す」ことを試してみて下さい。
最初に読んだときとは違い、本の言いたいことや結論がおぼろげながらでも分かった状態でもう一度読むと、
最初に読んだときが嘘のように本の内容が頭に入って来やすいです。
そこからさらにもう一度と読む回数を重ねると、さらに内容が定着しやすくなります。
「難しいけれど良い本だった」と思えるときは、再読するのもお薦めです。
同じ内容は、下のページにも書いています。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
②今は読めなくても、「これは」という本は、手元にあるといざというときに役立つ
ここまでは、「本を読む」ための話でしたが、最後に「今は読まない本」についての話をします。俗にいう「積ん読本」のことですね。
仕事関係の本や、自分の人生に必要と思える本など、今は読めないけれど「これは」という本は、手元に置いておけば必ず役に立つと私は考えています。
実際、私自身も、しばらく手元に置いたまま読まなかったけれど、仕事が舞い込んで来たときに読んで役立った本が沢山あります。
だからと言って、見境なく本を買い込んでしまうと本の管理が大変になってしまうので、
定期的に必要な本と処分する本を見直しながら、「今は読まないけど必要な本」もあっていいのではないかと思っています。
同じ内容は、下のページにも書いています。
minimalist-gyakubari.hatenablog.com
(3)まとめ:結局は慣れ。本に少しでも親しみを感じるようになれば、本を一つの選択肢に加えることができる
まとめになりますが、「本の読み方」は、結局のところ、本を読んで行くことで、少しずつ慣れて行くことだという話に落ち着くのかもしれません。
私の話になりますが、「夏休みに新しい取り組みとして、興味はあるけど苦手なゲーム(プレイしたことのないので、有名なファイナルファンタジーかドラゴンクエスト)でもしてみようかな」と思い、中古ゲームが置いてある店に行ってみたのですが、
並んであるゲームたちから「この大作に挑む覚悟が本当にあるのか?」というプレッシャーを感じ、すごすごと引き下がって来ました。
例えとして合っているのか分かりませんが、同じ本やゲームでも「慣れているかどうか」で、見たときに受ける印象が全然違うんだろうなと思った次第です。
私も恐らく一度それらのゲームをプレイしてみれば「楽しい!」と思ってその後も折に触れてできるであろうのと同じように、
本に少しでも親しみを感じる機会を設けておけば、いざというときに、「本を探して読んでみようか」という選択肢の一つに加えることができます。
そうすれば、きっと得られるものも大きいのではないかと思い、この2か月間、本の話をさせていただきました。
ここまでお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
以上になります。今後は、不定期に本の話をすることもあるかもしれません(面白かった本の感想など)。
次回からは、一つの分野に分類できない話等もしてみたいということで、次回は、「先延ばし癖が役立つ唯一のこと」という話をします。
ご想像されることとは違うことになるとは思うのですが、果たして役立つと言えるのかどうかは微妙な話です。
本の値段の相場/本購入のために用意する予算について検討する
どうも。2つの話をまとめて書こうとしているので、このページタイトルが変なことになっている気がするギャクバリです。
今回は、「本の種類による、本の値段の相場」と、
本の値段の相場を踏まえた上で、「本を買うために、大体どのくらいのお金を用意すれば、目的を叶えられるか」という話をします。
(1)本の価格帯は、大体3つに分けられる(※勿論例外もあり)
お金が無尽蔵にあるのであれば、「本の値段はいくらか」等ということは考えなくてもよいのですが、
やはり、「本に使うことのできるお金は限られている」という方が多いのではないかと思います。
そこで、まず始めに、「本の値段は大体いくらなのか」ということを、本の種類別に見て行きましょう。
①1000円以下(文庫本サイズの本)
まず、1000円以下の本というと、ほぼ文庫本のみになるかと思います。
下の写真のような本です。
文字が潰れているので見にくいですが、左上から横向きに、安い順に並べています。
左上の本は『変身(カフカ作)』なのですが、昔の小説なので320円(税別)です!
漫画の単行本よりも安いから驚きですね。
他にも右上のライトノベル(写真は「小説家になろう」の小説ですが)や、
下段の文庫本は、500円以上1000円未満の価格設定になっています。
そのため、文庫本を買いたい場合は、
「(買いたい本の冊数)×1000円」と考えてお金を用意すれば、「お金が足りない」ということはまずないです。
②2000円以下(ハウツー本・ビジネス書・自己啓発書・一般書・初心者や一般に向けての専門書等)
続いて、1000円以上、2000円以下の本についてです。
下の写真のような本になります。
具体的には、以下の5つの内容のような本は、2000円以下の価格設定をされていることが多いです。
①ビジネス書(よくあるダイヤモンド社の「読みやすく、読みたくなるようなタイトルをしている本(上の写真でいうと右下の本)」を含む)、
②ハウツー本・自己啓発書(○○の仕方や、生き方等が書いている本)、
③普通の本のサイズの小説、
④多くの人が興味を持っていることに関する本(就職やSPIなどを含む)、
⑤専門的な内容でも、一般向け初心者向けに分かりやすく書かれた本、
これら5つのような本、つまり、「興味を持っている人が多い内容について書かれた本」は、大体2000円用意しておけば1冊は買えるということになります。
「(買いたい本の冊数)×2000円」と考えてお金を用意してみてください。
③2000円以上の本(専門書、皆が目指すわけではない資格取得のための本等)
最後に、2000円以上する本です。
写真の上の段が2000円台の本、下の段が3000円台の本になります。
この価格帯の本には、それぞれの分野の専門書や、それぞれの分野の資格を取るための参考書等が当てはまります。
そのため、「少しマニアックな分野について、詳しく知りたい」というというときは、2000円用意するだけでは足りないので、最低でも3000円は用意する必要があります。
また、下手すると、4000円台の本、5000円台の本等も紛れ込んでいるので、裏表紙に書いてある値段を見ながら、注意深く買いましょう。
さらに言うと、事典等は1万円を越すものもあるので注意が必要です。
このように、色々な値段設定がなされているため、一概には言えないのですが、
「(買いたい本の冊数)×3000円(又は4000円)プラスα」と考えておいて、
4000円以上する本については、本当に購入すべきか、中身をよく見て検討してから買うのが良いかと思います。
(2)目的に応じて、本を買う際に用意する予算
以上の、本の値段を踏まえたうえで、「どのくらいのお金を用意するとよいか」ということを、目的別に考えて終わりにします。
①娯楽や意識を高くしたいとき:3000円~4000円程度
「暇つぶしに小説を文庫本で何冊か読みたいな」というような娯楽の場合は3000円程度(多くても文庫本3冊程度を想定)、
「自分に喝を入れたり、ちょっと最近の社会のことについて知りたいな」という場合は4000円程度(自己啓発本かビジネス書を2冊程度で想定)の予算を用意すればよいと思います。
「小説を新刊で欲しい」という場合も、4000円程度あれば2冊は買えます。
②多くの人が興味を持っている分野について、広く浅く知りたい:1万円程度
続いて、「割と一般的な分野について、広く浅く知りたい」ときは、1万円程度用意するのがよいと私は考えています。
その分野について、1000円~2000円台の本を3~4冊買えば、
あまり偏りなく「大体こういうことか」ということが掴めると思うからです。
もし、それでも「まだ足りない」と思うときは、改めて本屋に足を運ぶくらいが丁度良いように感じます。
③専門的な部分についてまで、詳しく知りたい:2万円程度
「本の値段」について上記に書いた通りで、
「専門的に詳しく知りたい」となると、本の値段が高くなるため、予算も多く組んでおく必要があります。
個人的には、2000円以上~4000円以下の本を3~5冊くらい、つまり2万円くらい用意しておくのが相場というように考えています。
先程と同様、一度に買うのはこのくらいにしておいて、「まだ知りたい」と思ったときは、改めて追加で買いましょう。
④何かの分野について、研修や講話で自分が話す:3万円程度
最後に、「自分が知っておけばいい」だけでなくて、
「他の人に教える、研修をする、講話で話す」などとなった場合は、本のために3万円程度の出費は覚悟しておいた方が無難と思います。
何故かというと、「一般向けに分かりやすく書かれた本(1000円台の本)」と「詳しく書かれた本(2000円以上の本)」の両方を買う必要があるからですね。
さらに、一つの分野だけでなく、2つか3つかの分野をまたいで話したり、
話す相手の方達について知るための本も買ったり、もし話し方の本まで買ったりすると3万以上もあり得るので、お金は多めに準備しておくのがお薦めです。
(勿論、本の話だけでなく、自分の体験や知識も話した方がよいですが、
それはそれとして自分が偏っていないか、情報が古くないか等の確認も必要なので)。
以上になります。色々な目的を達成するために、本を買う際の参考になれば幸いです。
次回は、このブログを開設して明日で1年目を迎えることになるので、はてなブログを始めて1年経ったことについて書きます。
遅れずに明日更新する予定です。